過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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925: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/10/15(水) 20:12:13.25 ID:ZF7oeVNYo

 理事長の孫娘だから、特別扱いをされている、と思われたくないということだろうか。

「そうですね。その通りかもしれません。でも、穂乃果ちゃんの想いにほだされて、

自分も学校を救おうと思うようになりました」

 高坂穂乃果の想いとは、一体なんなのだろう。

「彼女は、とってもこの学院を愛していました。イマイチ特徴のない学校だったんです

けど、穂乃果ちゃんのお母さんもお祖母様もこの音ノ木坂学院の出身らしく、強い

思い入れがあったみたいですね。そう言えば、中学時代の話なんですけど」

 そう言うと、ことりは少しだけ声を低くする。

「実は、穂乃果ちゃんはこの学校に入学するには、ちょっとテストの成績がギリギリ

だったので、懸命に勉強していたのを覚えています。それくらい苦労をして入ったから、

思いも一入だったのでしょう」

 ことり自身は楽に入ったのだろうか。

「もちろん私も勉強をしましたよ? 理事長の孫娘だからと言って、受験で有利に

扱われると思われたら嫌でしたからね」

 あえて別の学校に入るという選択肢は無かったのだろうか。

「うーん。それも考えてはいたんですけど、何というか、家も近いし。まだやりたい

こととかも見つかっていなかったので、音ノ木坂に行くことに決めました。それに、

あの人も行くと言ってくれたから……」

 ふと声を小さくすることり。

「い、いや。何でもありません……!」


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