過去ログ - ほむら「修学旅行に行くことになった」
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2014/08/31(日) 21:10:49.36 ID:sOBSeNWq0
クラスメイトたち
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2014/08/31(日) 21:11:17.62 ID:yr6BPtvA0
席決めをしたその時はなんとも思わなかった。
むしろまどかと席が隣になっては厄介だとさえ思っていた。
フラッシュバックを何よりも恐れ、万が一円環の理としての記憶を取り戻すようなことが再び起これば、今度こそ抑えこむことができないかもしれない。
以下略
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2014/08/31(日) 21:13:15.30 ID:yr6BPtvA0
初日からどんどん彼女との距離を開けていることを考えれば、隣になって話すことどころか、一言声を交わすことさえ絶望的に思えた。
しかし何らかの何かがあって彼女の隣の席の生徒が休むことになり空席が生まれるという事態が起これば。
――起こればよかったのに。
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2014/08/31(日) 21:15:19.56 ID:yr6BPtvA0
ポツン。
――冷たい。
所在なく空を見上げていると、ぽつり、ぽつりと雨が降り出してきた。
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2014/08/31(日) 21:16:34.67 ID:yr6BPtvA0
背中に届く長い髪。左手にはコンビニの袋がぶら下がっていて、チョコの棒を加えながら器用に喋る。
「入るかい?」
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2014/08/31(日) 21:19:02.51 ID:yr6BPtvA0
佐倉杏子は暁美ほむらが何者であるかは知らない。
新しい世界を構築したことも、その創造主であることも。
ポツポツと傘に雨粒が滴り、虚ろに地面を見つめながら赤髪の隣を歩く。
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2014/08/31(日) 21:20:45.52 ID:yr6BPtvA0
なるほど、誰が杏子に傘を貸したのか合点がいったが、敢えて言及するのは避けた。
誰に関心があるのか気取られる可能性がある。たとえ自分を遠ざけずに話しかけてくる相手であろうと胸の内を語るつもりは毛頭ない。
この気持ちを誰かと共有したいなどとは微塵も思わなかった。
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2014/08/31(日) 21:21:50.20 ID:yr6BPtvA0
「しかしまどかの言った通りだな」
『まどか』という名前をほむらは聞き漏らさなかった。
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2014/08/31(日) 21:23:44.05 ID:yr6BPtvA0
「ったく修学旅行初日だってのに、いきなり雨なんてついてないわぁ。これじゃ今日の船も中止か。楽しみにしてたんだけどな」
予定では十五時から地元漁師の漁船で沿岸で漁業体験をすることになっていた。
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2014/08/31(日) 21:27:07.94 ID:yr6BPtvA0
しとしとと雨が傘を叩いているのが気になった。花がらの持ち主の顔が頭に浮かび、黙りこむ。
無表情で返事をするほむらにしびれを切らした杏子が睨みつけた。
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2014/08/31(日) 21:28:58.86 ID:yr6BPtvA0
「あなたのためじゃなかったのだけど。そうね。あなたが楽しいというなら決して悪くないのかも知れない。わたしは間違ってなかった」
「何言ってんだアンタ?」
以下略
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