過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」桃子「先は長いっすねぇ」【安価】
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627: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/09/24(水) 23:20:39.31 ID:Vl5xL+s6o

京太郎「なーんで卓の用意なんかするんだ?」

桃子「ちょっと変わったお客さんの為っす」

 俺は桃子に連れられるまま、蒲原(祖母)家の納屋に来ていた
 ここに置いてある全自動雀卓に用があるから
 というのが理由の十割だが……
 なんで全自動雀卓があるんだ、とか
 それが必要になる来客って一体何だ、とか
 様々な疑問は尽きないのだが

桃子「それはお楽しみってことで」

 そうやって答えることをはぐらかされてしまっている

 お楽しみも何も……この時間に来客
 それも全自動雀卓が必要になる来客って
 どんな来客なんだよ

 台車を駆使して全自動雀卓を
 女性陣が寝泊まりする離れに運び込もうと
 何の気なしに離れの扉を開いた時だった

京太郎「……っ?」

 頭が一瞬重くなるような違和感に顔を顰めて
 思わず室内に対して鋭い視線を走らせる

 この感覚……どこかで憶えがある

 しかし、そんな俺の思惑など露知らぬ桃子に急かされるように
 俺は全自動雀卓を室内へと運び込んだため
 雲をつかむ様に、スルリと手の内から違和感が消えていく

京太郎「消えた……?」

 桃子が疑問符付きの視線を俺に寄越すが
 それに対しては、何でもないとしつつ―― 
 電気のついてない廊下の先まで見渡しても
 勿論そこには、なにもなかった


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