過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」桃子「先は長いっすねぇ」【安価】
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628: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/09/24(水) 23:41:00.31 ID:Vl5xL+s6o

京太郎「御届け物でーす」

ゆみ「須賀君か。スマナイ、急にこんなことを頼んで」

京太郎「お安い御用ですよ」

 こんなクソ重たいものを女性に運ばせるのも気が引けるしな

 出迎えてくれた加治木先輩たちの手伝いを遠慮しつつ
 気合を入れて台車から全自動雀卓を下ろす。重たい
 既に人数分の椅子は用意してあったので、その中央に置く

 蒲原先輩がいないのが気になって、室内を見渡す
 冷房の効いた離れは前回見た時と大きく変わってはいないが
 強いて言えば、テーブルやソファが端に片付けられている
 おそらく全自動雀卓を設置するためにそうしたんだろうが
 そもそも、雀卓を必要とするシチュエーションって――

「えっ……?」
「どうしたの、宥姉? ってぇ……」
「お、男の人なのです……!」
「金髪……」
「……ぅ?」

 見知らぬ五人組が、そこにいた

 いや見知らぬ、というのは語弊があるな

 俺は彼女らを知っている
 勿論、加治木先輩の纏めた牌譜を読んで
 テレビ越しに試合を見たことがあるだけだが
 全く未知よりはマシに違いない

 ドラが手牌に集中する先鋒―― 松実玄

 萬子での手牌作り傾向のある次鋒―― 松実宥

 鳴きの速攻が売りの中堅―― 新子憧

 随一の安定感を持つ副将―― 鷺森灼

 そして、素人同然に見える大将―― 高鴨穏乃

 今年のインハイ、奈良県代表・阿知賀女子の面々が
 各々、不意を突かれたような表情でこちらを見ていた

 正直不意を突かれたのは俺の方だし
 なんで彼女たちがここにいるんだろうか、とか
 今すぐ先鋒の松実さんに詰め寄って問い質したい気分だったが
 加治木先輩に横目で制されてしまっては動けない

 しかしみんな結構見てくれのいい娘だな……
 俺は美少女に長時間見詰められると
 人の形を保てなく――ってこのネタはもうやったな

ゆみ「そういえば紹介がまだだったな」

 してやったり、という風に笑みを浮かべると

ゆみ「うちのもう一人の一年生、須賀君だ」

 加治木先輩は俺の方を見て、促す

京太郎「……初めまして、須賀京太郎です」

 戸惑いがないわけではないが
 先日、千里山の御二方と出会ったり
 瑞原プロや戒能プロと連絡先を交換したりで
 感覚が麻痺しているのか
 今の状況にあまり動じていない自分がいた



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