過去ログ - にこ「夢を諦めたスクールアイドル」
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37: ◆GKcmsITYJ1lx[sage saga]
2014/09/09(火) 08:19:30.21 ID:jyaw0oN80
お婆ちゃん「ほんに、にこちゃんは元気そうでわたしは嬉しいよ」
にこ「にこは疲れるわよ。それでね、何か要らない生地とかあったら欲しいなって」
お婆ちゃん「こんなこともあろうかとね、色々な生地を残しておいたんだよ」
にこ「さっすがにこのお婆ちゃんニコ♪」
お婆ちゃん「売り物じゃないから質の方が余りいいとは言えないけど、それでもいいかえ?」
にこ「十分よ! お婆ちゃんに習った裁縫裁きで質なんて感じさせない服に仕立ててみせるわ」
お婆ちゃん「だったら少し待ってておくれ。用意するからね」
にこ「ありがとう! 今日は代わりににこが特性の夕飯ご馳走するにこ」
お婆ちゃん「残念だけど、今日は用事があって出掛けなくちゃならなくてね。また今度にしてくれるかい?」
にこ「じゃあ、次の機会にとびっきりのご飯にするわ」
お婆ちゃん「そりゃ楽しみだぁ」
あんじゅ「にこって行動範囲が恐ろしく広いのね」
にこ「さっきもちょっと触れたけど、家を知られたくないから学校の友達とは学校の中だけの関係が多かったからね」
にこ「必然的に妹達と一緒に遊ぶか、ママが家に居る時はこっちの方で探索したりしてたから」
あんじゅ「それでさっき言ってた裁縫って?」
にこ「お婆ちゃんに習って覚えたのよ。ミシン使うより手縫いの方が得意なくらいにはバッチリよ」
あんじゅ「でも洋服と和服とじゃ全然作り方とか違うでしょ?」
にこ「私のお婆ちゃんは洋服の作り方を教えてくれたの」
あんじゅ「呉服屋なのに?」
にこ「後から知ったんだけど、私に教える為にわざわざ一から調べて練習してくれてたのよ」
あんじゅ「へぇ〜」
にこ「清掃に参加しない週はこっちで朝食作って、お婆ちゃんのお手伝いするようにしてるの」
あんじゅ「キラ星ちゃんといい、にこって意外と良い出会いがあるのね」
にこ「意外って言うんじゃないわよ!」
あんじゅ「私との出会いもいつか誰かに良い出会いだったって語られる日がくるのかな?」
にこ「……胃が痛い出会いだったと語る日がくるわね、絶対に」
あんじゅ「何よそれ〜!」
お婆ちゃん「お待たせしたねぇ」
にこ「待ってたにこ!」
あんじゅ「訂正するにこ!」
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