過去ログ - にこ「夢を諦めたスクールアイドル」
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817: ◆GKcmsITYJ1lx[saga sage]
2015/02/14(土) 17:54:19.16 ID:PnD9Jman0
――UTX学院前 ぱなよ
花陽(もし受験に受かったらここに通うことになるんだ。A-RISEのライブや大型モニターを観に何度も足を運んで来た)
花陽(でも、イベント毎じゃなくて毎日あの素敵な白い制服を着て通う……想像出来ないよぉ)
818: ◆GKcmsITYJ1lx[saga sage]
2015/02/14(土) 17:55:13.61 ID:PnD9Jman0
花陽(芸能科じゃなくて一般だけど、ことりさんだって被服科だし)
花陽(って! 才能あることりさんと私を比べること自体おこがましいよね。ごめんなさい、ことりさん)
花陽(そもそも花陽がここに受かることがありえないような気がするし……そうなったら凛ちゃんと一緒に高校に通える)
819: ◆GKcmsITYJ1lx[saga sage]
2015/02/14(土) 17:56:10.53 ID:PnD9Jman0
希「あれ、ウチのこと知ってるの?」
花陽「当然です。UTXの会長さんと副会長さんは何故スクールアイドルを目指さなかったのかという話は有名ですし」
希「そんな話があるとは、なんか恥ずかしいなぁ」
820: ◆GKcmsITYJ1lx[saga sage]
2015/02/14(土) 17:57:56.67 ID:PnD9Jman0
花陽「えっと……その、だから」
花陽「こうして息抜きっていうか」
花陽「ここにくれば頑張れるかなって」
821: ◆GKcmsITYJ1lx[saga sage]
2015/02/14(土) 17:59:03.29 ID:PnD9Jman0
希「あ、ごめんごめん。不安にさせるつもりで言った訳じゃなかったんだけど。あの頃はウチって所謂不思議ちゃんだったから」
花陽「不思議ちゃんってなんですか?」
希「う〜ん、所謂オカルトを信じてるヘンコツって感じかな」
822: ◆GKcmsITYJ1lx[saga sage]
2015/02/14(土) 18:00:12.21 ID:PnD9Jman0
花陽「……弱い自分が少しでも強さに近づけるようになれればって、守られているばかりの自分を変えたくて」
花陽「もっと自信を付けたくて、今の自分を変えたくて」
花陽「ことりさんのようにはなれないかもしれないけど、もしUTXに入学できたら」
823: ◆GKcmsITYJ1lx[saga sage]
2015/02/14(土) 18:01:19.60 ID:PnD9Jman0
希「ウチの名前は《希望》の一文字目一つで希って書くんだよ。だから人の希望になれる存在で在りたい」
希「もしあなたがウチの言葉を信じて努力を続けてくれたら、そういう存在に一歩近づける」
希「初めての受験って緊張するし、面接なんて特にテンパっちゃうかもしれない」
824: ◆GKcmsITYJ1lx[saga sage]
2015/02/14(土) 18:02:06.03 ID:PnD9Jman0
希「素直な優しさを持つ子の強さはね、他の子よりも強さが表に出るのがちょっと遅いんだよ」
希「だから焦る必要なんてない。きちんとあなたの中で根付いているから」
希「ウチは努力している子に頑張れなんて言わない。だからもっともっと頑張ろうなんて思ったら絶対にダメ」
825: ◆GKcmsITYJ1lx[saga sage]
2015/02/14(土) 18:03:03.18 ID:PnD9Jman0
次々回予告!
寒い冬を越え、物語は最後の年を迎える。
残る季節は後三つ。
826: ◆GKcmsITYJ1lx[saga sage]
2015/02/14(土) 18:04:06.59 ID:PnD9Jman0
穂乃果「もう! 海未ちゃんってば酷いよ。穂乃果だってSMILEに加入する前は暗かったんだから」
絶対にスカウトしてみせると意気込む穂乃果に対し、相手はアイドル嫌い。
新入生の加入はあるのか否かは運命次第。
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