過去ログ - 【モバマス×ニンスレ】「ライク・シング、ライク・ダンス」
1- 20
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 00:26:27.53 ID:phbKrh7ho
「今、初めて思い出しました。私がどうやってアイドルになったのか。それを忘れていたということに……」

「……私は記憶をなくしていたようなのです」

おお、ナムサン!
以下略



110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 00:33:52.04 ID:phbKrh7ho
しかし、それ以上に男の体を怒りが支配していた!

人との大切な思い出を奪い踏み台としたプロデューサーたち!

下が非道を働いても見て見ぬふりをする管理者!
以下略



111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 00:45:23.91 ID:phbKrh7ho
オタッシャだ。

この事務所の奴らを全員オタッシャさせてやる。

今、すぐに、ここで。
以下略



112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 00:50:58.73 ID:phbKrh7ho
「先ほど挙げてくれた本の全てが、私の趣向と一致するものでした」

「そう……私のことを分かってくださっている人だから、元プロデューサーだということに、嘘はないと理解出来ました」

サギサワは顔を上げて男と目を合わせた。
以下略



113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 01:07:23.34 ID:phbKrh7ho
「私が今アイドルとして活躍できているのも、プロデューサーさんの指導があってこそなのです」

「これで移籍が成立してまた元のように一緒に仕事が出来るなら……何も前と変わりません」

「だから……どうか私のために、早まるようなことはなさらないで下さい……」 90


114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 01:20:30.78 ID:phbKrh7ho
おお、ナムアミダブツ……。

サギサワのブッダマザーめいた訴えに男の怒りは溶けるようになくなった。

記憶が封じられようとも、心の繋がりまで奪うことは出来なかったのだ!
以下略



115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 01:47:58.12 ID:phbKrh7ho
サギサワもまた大粒の涙をこぼしていた。

その涙が髪に伝って光るのを見て、男は笑った。

「お前まで泣くなよ」
以下略



116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 01:57:01.50 ID:phbKrh7ho
「読んだ内容を覚えてないっていうなら、また本を貸すよ。それとも、別な物がいいかな……」

2人はチヒロが戻ってくるまでの間、どんな本を読みたいかを話し合った。

だがそれはコトワザに"言う捕らぬフェレットの皮算用"であることを、彼らが知らぬはずはないのだ。 93


117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 02:21:14.48 ID:phbKrh7ho
ほどなくしてチヒロが応接間に戻ってきた。

表情は先ほどと変わらないにこやかなものだ。

モバPは部屋の中に入らないままドアが閉められたが、それについては何も言わないままチヒロが口を開いた。
以下略



118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 02:31:02.29 ID:phbKrh7ho
「こちらはもう何も言うことはない。このエナジドリンク1000本でフミカを移籍させてくれ」

中央のソファーに向き合う形で座った2人の間に、エナジドリンクが置かれたままになっている。

だがチヒロはそれに目もくれず、男を真っ直ぐに見つめたまま言った。
以下略



119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 02:37:23.00 ID:phbKrh7ho
「ですから、フミカ=サンを移籍させる話は取り止めになった、ということです」

「ど、どうして……」

「やはり、フミカ=サンはうちの事務所に必要な方なんですよねえ。アイドルアカデミーも受賞できるかもしれない逸材であることですし、そうなると手放すのは実際惜しい……」 96


143Res/45.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice