過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
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[saga]
2014/09/03(水) 21:48:08.78 ID:0i+UKr460
腕や足が、関節を無視してねじ曲がり、体が球状に歪んでいた。
痛覚が全開で悲鳴を上げるが、意識が飛ぶことはなかった。
例えではなく、実際に体が歪に曲げられているのだ。
脳内は、鋭い痛みの信号のみが蹂躙し、もはやどこが痛いのかもわからない。
ただ、声だけは出すことができた。
今自分は痛みに耐えられず、無様に声を上げている。
そんな状態が、どれほど続いたのかわからない。
体感的には1年にも10年にも感じた。
勇者を肉団子にしてから1日後、魔王は、勇者を魔王の間に連れてこさせた。
魔王は指を鳴らすと、肉団子がほどけ、ぐったりとした勇者が姿を現す。
魔王「女神の信仰を捨てる気にはなったかね」
勇者「……ッ」
勇者は痛みに歯を食いしばりながら、弱弱しく首を左右に振った。
魔王「まったく、本当に強情だな、お前らは」
勇者は、魔王をにらむ。
魔王「捨てれば良いのだ、そんな信仰、そうすれば、貴様らにこんなことをしなくても済むというに、なぜわからん、もう信仰を捨て、死んだ方が楽であろうに」
勇者「……」
猿ぐつわははめ、不細工な息を吐き出しながらも、勇者は魔王を睨み続けた。
魔王「…もう良い、次だ」
勇者は魔物に引きずられ、部屋を後にする、そして独房に戻る途中で、同じように魔物に引きずられる魔法使いとすれ違った。
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