過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/03(水) 21:49:49.57 ID:0i+UKr460
……

戦士「まーた化粧なんてして、俺には理解できん」

 馬車の上、手綱を握りながら、隣に座る魔法使いへ戦士はため息を吐いた。

魔法使い「まー、筋肉だるまには分からないわよね〜かわいそうに」

 魔法使いはそんなこと意に返さないといった風で、コンパクトを見ながら口紅を塗る。

戦士「筋肉だるまだと!? そんな褒めても何もでんぞ!!」

魔法使い「別に褒めてねーよ」

戦士「ぬなっ!?」

魔法使い「……全くこれだから脳みそ筋肉なやつとの会話は疲れる、ねー勇者」

 馬車の荷台に腰をおろしている勇者は、困ったように笑う。

勇者「俺にふるなって」

戦士「脳みそまで筋肉だと!? お前まさか……これが口説かれてるというやつか」

魔法使い「だから褒めてねーって!」

 そんな漫才を見て、勇者と僧侶が笑う。

魔法使い「まったく笑い事じゃないわよ、私のこの美貌はこんな筋肉馬鹿のためにあるんじゃないっつーの」

戦士「筋肉馬鹿……」

魔法使い「だから褒めて……ってほんとに落ち込んでんのかよ! 鈍いくせにメンタル弱すぎでしょ!」

戦士「筋肉馬鹿……筋肉馬鹿……」

 ズーンと身を沈めながら戦士はうわごとのようにつぶやいてる

魔法使い「あーもうごめんって、言い過ぎたわよう」

戦士「すまん……しばらく放っておいてくれ……すぐ…復活するから」

魔法使い「お前もうめんどくせーよ!」

僧侶「くすくす」

魔法使い「あ、なーによ僧侶、あんた笑っちゃってないで一緒にこの馬鹿なんとかしなさいよ」




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