過去ログ - 希「死なんといてね、ことりちゃん」ことり「知らないの?…私は死なない」
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◆Qe7X7xrNvI
[saga]
2014/09/28(日) 15:39:59.85 ID:VJK9pGh2o
真姫「…けれど、読めなかった」
真姫「真実を知ってしまうのが、…なぜか、怖くて」
希「…無理もないよ。それだけ真姫ちゃんにとっては、重い譜面なんやもの」
真姫「希…」
希「ふふ、まずはスカーレット・プリンセスからや。ね、だから律子さ…」
希「あれ…?」
ことり「…っ!しまった…」
凛「律子さんが座ってたはずの場所に…、いないっ!」
ことり「追うよっ!」
希「うんっ!!」ダッ!!
絵里「わ、私もっ…!」ダダッ
凛「さ、さすが行動力の女だにゃ…」
真姫「私も、怖がってる場合じゃないわ…」
真姫「…読むわ。私の楽譜を」
UTXプロダクション 社長室
ツバサ「…」
律子「…社長。お聞きしたいことがあります」
ツバサ「…」
律子「あなたは…」
ツバサ「見てごらん、秋月さん。このガラスの向こうの景色」
ツバサ「蟻のように無数の人間が蔓延って、誰もがその人生を生き、そして死へと向かっている」
ツバサ「これまであらゆる生物が絶滅を繰り返してきたように、人類もまた、このまま行けば破滅の道をたどるわ」
ツバサ「だけど、人類が未来永劫、地球に生き残る種となる夢が、とうとう実現するの」
ツバサ「地球とひとつになるのよ。フフフフフフ…」
律子「うっ…」
ツバサ「…その手に持ってる箱は、その為に必要なものなの」
ツバサ「さ、私に…」
希「渡したあかんっ!律子さんっ」
ツバサ「あら、また会ったわね。ここで会うのは初めてかしら」
ツバサ「そっちはあの人…、シュラウドの操り人形さん、かな?」
ことり「黙って。…そう簡単にあなたの思い通りにはさせない」
希「そうや。この街の涙はうちらが拭う!」
ツバサ「へぇ…」キッ
希「…っ!!?ぁっ…、ふぁっ…!?」ガクガク…
ことり「ど、どうしたの希ちゃん…?」
希「わ、わからへん…。急に身体に震えが…!」ガクガク…
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