過去ログ - 希「死なんといてね、ことりちゃん」ことり「知らないの?…私は死なない」
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◆Qe7X7xrNvI
[saga]
2014/10/04(土) 17:15:52.51 ID:PIqQBp0eo
真姫「…マキに、変な要求をされてしまいました」
マキの誕生日当日。
マキの部屋の前まで、彼女に直接ほしいものを訪ねに行った真姫が、
複雑な表情で私のもとへ帰ってきた。
ツバサ「変な要求…?どんなことを要求されたの?」
真姫「それが…、妹が欲しい、ですって」
ツバサ「はぁ?」
私も素頓狂な声を上げてしまった。
あのマキが…、妹…!?
初めて年相応の要求をしたんじゃ…。
真姫「でも、それがただの妹、ってわけでもなく…」
真姫「…私と同じ遺伝子を使った、クローン、だって」
ツバサ「クローン…。まぁ、彼女が妹と呼べる存在が作れるのだとしたら…」
ツバサ「あなたの遺伝子を使ったクローンくらいしかないんでしょうけど…」
彼女は出産に耐え切れる体力を持っていないから、妊娠はできない。
妹が欲しければ、クローンで作り出すしか方法はない。
でもまさか…。
真姫「…あのマキがねぇ」
全くの同意見だった。
数日後、真姫は約束通り、自身のクローンを作成したが、
マキ「ねぇ!その子のお世話は私にやらせて!お願い!」
そう無邪気にお願いされては、無下に断るわけにも行かなかったようで。
それから真姫のクローンが胎児となるまで、彼女は自分一人でその子の世話をしたようだ。
真姫「でも、彼女が年相応の願いを持ったのなら、喜ばしいことです」
真姫「彼女にも、心境の変化というものが見られるとわかったのですから」
真姫「あの子は私の知識を吸収しすぎて、既に私より賢い」
真姫「知識欲にとりつかれて、人間らしい感情をなくしてしまったのかと思いましたが」
真姫「どうやら、いらない心配みたいだったようですね」
真姫はそう語った。
私も、彼女が純粋に妹が欲しい、と思ったのなら、それは喜ばしいことだと思った。
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