過去ログ - 向日葵「狐面の少女」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/07(日) 00:25:22.56 ID:2zcbU8jkO


次の出会いは、それからそう遠くない日のことであった。


向日葵「まったく、昼休みは花壇の水やり当番ですからねって言ったのに……」


当番制の水やりの順番が回ってきたと朝言っておいたはずなのに、給食を食べ終えた櫻子はどこかへ遊びに行ってしまった。

やらないわけにもいかないし、正直ひとりでもなんとか間に合う程度のものなので、仕方なく私だけでやっている。


向日葵「人の話を聴いていないのか、聴いてもすぐに忘れてしまうのか……その両方かしら……」はぁ


「花か」

向日葵「えっ」


いつか耳にした透き通るような声が、隣から聴こえる。

驚いて振り向くと……あの狐面の少女が、私の後ろでしゃがんで花を眺めていた。


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