過去ログ - 八幡「やはり雪ノ下雪乃のいない奉仕部はまちがっている」
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19: ◆3OJihx450c[ saga]
2014/09/08(月) 01:22:01.66 ID:aNEFyX5R0
八幡「…それならもう一回作るぞ。今度はちゃんとレシピを見ながらだ。俺も手伝う」

結衣「うん!その…よろしくね、ヒッキー」




八幡「(そんなこんなでクッキー作りは再開した。

俺だってクッキーなんてほとんど作ったことないから、由比ヶ浜がレシピ通りにできなかったところは俺がレシピに従って手本を見せるという、探り探りでの料理だった。)」

八幡「(ほとんどレシピ通りに作れるようになるまで何回も作ることになった。

とっくに五時なんて回っていたが、そんなのは不思議と気にならなかった)」

八幡「(因みに作ってる途中でなんか新婚さんみたいだなと思ったことは、小町にも言わないで墓場まで持っていく所存だ)」

八幡「…よし、これでいいんじゃないか?」

結衣「うーん、お店で売ってるレベルのはどうしても作れないね…」

八幡「いや、お前はよく頑張った方だと思うぞ。それにこれくらいの味の方が男としては頑張った感が伝わってきてグッとくる。

それにお前は本当に頑張ってたからな。貰った方はさぞ嬉しかろう」

結衣「…ヒッキーもグッとくる?」

八幡「ああくるね。むしろ優しくされただけで惚れるレベル」

結衣「そっか、えへへ…あのさ、ヒッキー。ありがとね。最初にあたしに激をとばしてくれて、料理のときも正直あたしより頑張ってたし…」

八幡「…別に、最初のは思ったこと言っただけだし、料理に関してはさっさと終わらせたかっただけだ」

結衣「そっか…でもやっぱりヒッキーってあたしの思ってた通りの人だなって思ったよ」

八幡「は?なんだよそれ」

結衣「ううん、何でもない。じゃあねヒッキー。今日はほんとにありがとう!」ガラガラ

八幡「あ!おい!ったく…」

八幡「(はぁ疲れた…片づけ全部俺かよ…でも最後に見せてくれた感謝と笑顔は、労働の対価にしちゃちともらい過ぎかもな…)」




八幡「(翌日、また部室で黙々と読書をしていると、由比ヶ浜がやってきた)」

結衣「ヒッキー、昨日はありがとね…それで、これはそのお礼!あたしが一人で作ってみたんだけど…」

八幡「おれはただ部活動でやっただけなんだが…でも礼というのならもらっておく」

結衣「はい!ヒッキー!あとこれからあたしも部活手伝うから!これもお礼だし」

八幡「いや、そんな無理して来なくてもいいぞ。俺は一人が好きだし」

結衣「やーもうそんな遠慮しなくてもいいのにー。とにかく、明日からあたしも来るから!それじゃ!」バイバイ

八幡「お、おい!」



八幡「(はぁ、貰ったクッキーも少し黒ずんでるし…)」ボリボリ


八幡「まぁでも、昨日のよりはだいぶましになったかな…」ボソ


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