20:1 ◆UmYVjzRbH.[saga]
2014/09/09(火) 16:18:41.10 ID:/kVcz1DBO
ボクはその横で見ているしかありません。
何もできない自分が情けないです。
「ワン!ワン!」
ご主人、頑張って!もうすぐ助けが来るから。
「犬・・が女ちゃん・・・を呼んで
きて・・くれたの? ありがとう・・・」
良いんです、そんな事言わなくても、
無理しないで下さい。
猫さんもずっと心配そうにこっちを見ています。
ピクっと何かの音に気が付いて猫さんが
向こうの方を向きます。
「おい!くるまが来たぞ!もう少しだ!」
猫さんが叫んで教えてくれてます。
ご主人、もうちょっとです。頑張って下さい。
ボクの耳にもサイレンの音が聞こえてきました。
いつもはこの音を聞くとつい遠吠えして
しまいますが、
今はそんな事してる場合じゃないです。
家の前にくるまが着きました。
「通報はこちらですか?患者さんは…
そちらの方ですね?もう大丈夫ですよ」
そう言うとご主人を担架に乗せてくるまの中に
連れて行きました。
女の子も付き添って一緒に乗って行きました。
「アオーン!」
ご主人をお願いします!助けて下さい!
走り去るくるまに向かって遠吠えしていました。
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