5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2014/09/08(月) 04:21:50.53 ID:Yz3yaBfj0
女性が、幽霊が、ゆっくり顔を上げた。
その顔が見える寸前、私は視線を逸らした。
(目を合わせちゃ…ダメ…!)
真っすぐ前を見て、とにかく早く通り過ぎよう、それがいい、そうしよう
と自分に言い聞かせて道路の右側に寄ってひたすら歩く続けた。
どんどん距離が近づいていく…
視界の隅で女がこちらを見ているのがかすかに映り込む…
それでも真っすぐ歩き続けるしかない
そして私はその女のそばを通り過ぎた
視界の隅で映っていた女はどんどん後ろに行き見えなくなっていった。
(よかった…何もないじゃない・・・このまま家に帰ろう…)
そう思った瞬間———————————————
「見えてるくせにぃ…」
「キャァァァァ!!!」
悲鳴を上げ後ろを振り返るもそこにはだれもいなかった。
END
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