過去ログ - [安価]アルマエルマ「ふふっ…… もんむす・くえすと♪」偽勇者「……5」[コンマ有]
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983:大阪|・ω・)< ◆l7chYPXUGs[saga]
2014/12/16(火) 23:42:28.62 ID:sjD4AKAR0

先に動いたのは偽勇者。

素人が見ただけでもわかる程の重量を持つ鎧を物ともせずグランベリアの目の前まで駆け出す。

グランベリアも駆け出してくる偽勇者を迎え撃つために巨剣を構えた。

そして、巨剣を目にもとまらぬ速さで偽勇者に振るうが、その一撃を跳んでかわす。

鎧の重さと重力を利用し、そのままグランベリアに右の拳を繰り出した―――が、グランベリアの姿は消えた。

獲物を見失った一撃はそのままイリアスベルクの地へと叩き込まれ―――

小さな…… しかし、十分すぎるほどのクレーターを造ったのだ。


ルカ「すごい……」


偽勇者が放った拳の破壊力にルカは背筋を凍らせた。

ルカもクレーターを作るぐらいならできるが、それは剣を利用し奥義である「大地斬」を放った場合だ。

しかし、偽勇者は技らしい技は使わずに純粋な力のみでクレーターを造り出したのだ。

鎧の魔剣の頑丈さも助けになっているだろうが、それでも拳がぐしゃぐしゃになってしまう。

だが―――


偽勇者「……………」


破片となった石畳みから引き抜かれた右腕は一切の疵が無い。

それに、手の機能も失われずに正常に動いていた。


グランベリア「ふふふっ……」

       「なんと恐ろしい―――ゾクゾクするぞ……!」


グランベリアは不敵な笑みを浮かべ戦いを愉しむ。

巨剣を大上段に構え―――屠龍撃を偽勇者に放った。



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