過去ログ - [安価]アルマエルマ「ふふっ…… もんむす・くえすと♪」偽勇者「……5」[コンマ有]
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大阪|・ω・)<
◆l7chYPXUGs
[saga]
2014/12/17(水) 00:49:04.23 ID:55CrCXde0
偽勇者は放たれた屠龍撃を後ろ回し蹴りで応戦、そのまま巨剣を蹴り上げる。
斬撃を返されたグランベリアの体勢は崩れ、正拳突きを腹に繰り出す。
激痛に顔を歪めるが、相手はそんなことはお構いなしに両腕を掴み固定し膝蹴りを顎に叩き込んだ。
顎を蹴り上げられたグランベリアは大きく仰け反るが、逆に偽勇者の両腕を固定し顔面に頭突きを打ち付けた。
受けた痛みで両腕を離し、偽勇者は大きな隙を作ってしまう。
雷鳴のように踏み込み、鋭い突きを偽勇者の胴体に繰り出した。
偽勇者「ぎっ……」
偽勇者は、意識が朦朧とした中で繰り出された一撃に気付く。
狙ったのか、勘なのか、巨剣を両手で受け止める。
引き戻される巨剣を逃すまいと力任せに抑える。
偽勇者とグランベリアは一時的に力比べをするが―――
偽勇者は両手を離し、グランベリアは追撃はせずにお互いに距離を取る。
偽勇者「さすがは魔王軍四天王――― 雑魚とは違う……!」
グランベリア「想像以上の強さ……」
「鎧の魔剣を所有しているだけのことはある……!!」
偽勇者とグランベリア―――拳と剣を構え、相手の出方を待つ。
ルカは二人の戦い方を観戦しているが―――開いた口がふさがらなくなっていた。
一つ一つの動きを目で追うことはできず、気付いたら死角で得物同士が交わる金属音が鳴り響くのだ。
それにグランベリアの強さに圧倒されるが、偽勇者の強さにも異常を感じていた。
グランベリアは魔物である。
そして、偽勇者は人間だ。
基本、人間は体の作り以前に種族的には魔物に力比べで勝つことは不可能。
しかし、魔物と純粋に力比べをして結果的に引き分けた。
ルカは、歯を噛み締め目の前の光景を見据える。
この戦いは―――この光景は自分の糧になる。
ルカは見逃すまいと目を大きく見開くのだった。
グランベリア「感謝するぞ、スケベーデ・ヘンタイン―――」
偽勇者「……………」
グランベリア「私は今―――愉しんでいる!」
「戦士としての戦い、そして久しく感じることがなかったこの痛み!」
「ずっと忘れていたぞ……」
グランベリアは何かを懐かしむように―――
―――しかし、隙は見せず剣を構えながら偽勇者を見据える。
偽勇者「……………」
偽勇者は、構えを解き仁王立ちになる。
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