過去ログ - 島村卯月「輝きとか魔法とか」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:00:50.39 ID:xJ/EUPVr0
 事務所の向かいにあるハンバーガー屋さんに来た。夕方からトレーニングだし食べておかないともたないから。

「だーーーかーーーらーーー、なんでお前は食べられないのに注文するんだ」

「食べたかったんだもん」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:01:34.30 ID:xJ/EUPVr0
「ちょうど良かった、ほら加蓮が残したポテトあるんだけど食べないか? こいつ食えないくせにでかいサイズ頼みやがってさ」

「食べれるかなーって思ったの!」

 北条加蓮ちゃんと神谷奈緒ちゃん。彼女たちは凛ちゃんとトライアドプリムスというユニットを組んでいる。歌唱力とビジュアルで男性だけじゃなく女性にも大人気だ。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:08:30.23 ID:xJ/EUPVr0
 黒の支配者よ、生命の源を授けよう。

「太陽姫! 流石は賢者よお見通しと言う訳か。ふっ、この場は礼を言おう……。あ、ありがとう卯月さんっ」

「蘭子ちゃんトレーニングお疲れ様。スポーツドリンクだけどね、あげるよ」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:12:46.88 ID:xJ/EUPVr0

 渋谷凛。ーーー歩みを止めない覚悟。

 本田未央。ーーーどこまでも自分自身でいる覚悟。

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:17:19.63 ID:xJ/EUPVr0
 たとえばアイドルデビューしてから1年ちょっと、ほとんど報われないような生活をしてたのにプロデューサーさんはずっと応援しててくれた。このアイドル戦国時代、きっと1年でやめてしまった、やめさせられてしまった子たちも間違いなくいたはずでそんな中、なかなか芽が出なくても懸命にプロデュースをしてくれたプロデューサーさんが好きだとか。

 小さい頃から憧れていたアイドルという職業。その一歩目としてかけたこの事務所への電話はよく覚えている。

「卯月さんはどんなアイドルになりたい?」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:20:38.74 ID:xJ/EUPVr0
 私の夢はアイドルになること。なら今は?その先は?
 
「……き? 卯月ー? おーい?」

 あれ、プロデューサーさん……?
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:21:29.50 ID:xJ/EUPVr0
 帰りの車の中、珍しく静かな空間。

「あー」

 はい? どうかしましたか。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/11(木) 05:39:47.20 ID:xJ/EUPVr0
 私、夢叶っちゃいました。それでどうしようって。わからなくなって。アイドルもお仕事も楽しいんです、毎日毎日素敵なことがあって。

 なのに。

 なのに。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:40:37.95 ID:xJ/EUPVr0
「俺はさ」

 はい……?

「今だから言うけど。俺は、間違いなく、卯月のことが好きだ」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:41:24.12 ID:xJ/EUPVr0
「なんだよその反応傷つくなぁ。……仕事が辛い時も卯月の笑顔で癒やされてさ。今となってはたくさんの娘をプロデュースしてるけど当時はお前だけだったろ? あれ実はな、社長に頼んでソロにしててもらったんだよ」

 そんなことがあったんですか……。ただでさえプロダクションは人が足りてないのに。

「まーいいじゃないか。んでさ、俺としてはお前はまだまだ輝き足りないと思う。俺が好きな卯月は辛い時だって、暑い時だって寒い時だって、笑顔の魔法の達人だけど。お前ならもっと上に行ける」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:42:01.66 ID:xJ/EUPVr0
「そう、上。シンデレラガールなんて目じゃないぞ。あの765プロアイドルだって超えていけるアイドル。トップアイドルになれる」

 輝きの向こう側……。トップアイドル……。

「お前の夢はもうおしまいなのか? どうせならもっとでかい夢にしようぜ? 舞浜で俺になんて言ったっけ、俺は覚えてるぞ」


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