20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:41:24.12 ID:xJ/EUPVr0
「なんだよその反応傷つくなぁ。……仕事が辛い時も卯月の笑顔で癒やされてさ。今となってはたくさんの娘をプロデュースしてるけど当時はお前だけだったろ? あれ実はな、社長に頼んでソロにしててもらったんだよ」
そんなことがあったんですか……。ただでさえプロダクションは人が足りてないのに。
「まーいいじゃないか。んでさ、俺としてはお前はまだまだ輝き足りないと思う。俺が好きな卯月は辛い時だって、暑い時だって寒い時だって、笑顔の魔法の達人だけど。お前ならもっと上に行ける」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:42:01.66 ID:xJ/EUPVr0
「そう、上。シンデレラガールなんて目じゃないぞ。あの765プロアイドルだって超えていけるアイドル。トップアイドルになれる」
輝きの向こう側……。トップアイドル……。
「お前の夢はもうおしまいなのか? どうせならもっとでかい夢にしようぜ? 舞浜で俺になんて言ったっけ、俺は覚えてるぞ」
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2014/09/11(木) 05:42:39.54 ID:xJ/EUPVr0
プロデューサーさんが現れて、私の物語は始まりました。プロデューサーさんは、私に素敵な魔法をかけてくれましたよね! キラキラした世界で、私をアイドルにしてくれました。夢を、夢のまま終わらせないで、形にしてくれた。でも、夢はもっと大きいんです。だからプロデューサーさん、私の夢、これからも一緒に叶えてください!……って。
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:43:55.69 ID:xJ/EUPVr0
大きな、夢。
今の私にはあの765のアイドルたちを超えたところなんて想像もできない。
けどいつか。まだ夢を見てもいいのだろうか。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:44:37.60 ID:xJ/EUPVr0
コンビニを出て再び国道を走る私たち。
「あ」
まだなにかあるんですか?
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:45:16.07 ID:xJ/EUPVr0
「けど?」
今度の夢が叶ったら、いえきっと叶えますが。その時が来たらまた、聞かせてもらえますか?
「……………」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:45:54.33 ID:xJ/EUPVr0
自分のベットに横になりながらLINEを見返す。車の中で返信しようと思っていたけどあんなことがあってすっかり忘れてしまった。
あらら、杏ちゃんにはバレちゃってる、ほんとに鋭いなぁ。
凛ちゃんと未央ちゃんにも体調心配されちゃってる。
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:46:39.18 ID:xJ/EUPVr0
「プロデューサーさん、凛ちゃん未央ちゃん、おはよっ!」
「卯月おはよう」
「しまむーおはよー! うむうむ体調も良くなったみたいだね!」
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/11(木) 05:48:08.37 ID:xJ/EUPVro
これでおしまいです、どんなに強いこでも浮き沈みだとかありますよね。
ありがとうございました。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/11(木) 07:55:31.92 ID:1L82dDvQO
乙です!
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/11(木) 20:18:52.94 ID:hlX5ciJwO
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