3: ◆EWlGtrnu5g[saga]
2014/09/11(木) 17:21:55.13 ID:xtrvtJBuo
「…君は?」
僕は一人の時間を邪魔された苛立ちからつっけんどんに質問を投げかけた。
少女はケタケタと笑った。
「少女じゃよ、ただのな」
見たところ14、5くらいの見た目だろうか。
どちらにせよ僕より年下であろうことは明白だった。
「こんな所に一人でいるなんて、お前、なんだ?」
質問を質問で返された。
別に僕がここにいる理由なんてない。
ただいたいから。
強いて上げるならそれが理由だった。
「酷い目をしておるのう」
まるで人殺しの目じゃ
そう言ってまたケタケタと目の前の少女は笑った。
馬鹿にしたように。
コケにしたように。
「…君もね」
悪魔のような目をしているよ
そう言って僕はその丘を去った。
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