4: ◆EWlGtrnu5g[saga]
2014/09/11(木) 17:26:11.99 ID:xtrvtJBuo
次の日も彼女はいた。
この丘は日が出ている間は見晴らしがいい場所なのだけど夜は暗くてかなり危険だ。
こんな所に居るなんてまともじゃないだろう。
彼女も僕も。
「またかの」
「またかの、じゃないよ、夜に出歩くと危ないよ」
僕は諭す。
目の前の少女は小馬鹿にしたように笑いながらその場に座り込んだ。
「危ないものか、ここが一番綺麗じゃ」
綺麗ね…
心の中でその声を反芻する。
汚れていない少女にとってはここはただそれだけの場所なんだろう。
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