過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」初美「その4なのですよー」【永水】
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655: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/10(水) 21:42:08.48 ID:kdpcyY3Po

京子「(だけど…!)」

湧「(…どげんする…!?)」

お互い決め技と言えるものは打ち合ってしまった。
だが、それぞれの長所を活かして、それらは不発に終わったのである。
しかし、必殺と呼べるような一撃が不発に終わっても戦いは続くのだ。
どうにかして相手を倒さなければ戦況は打開出来ない。
それに二人は焦りを覚えながらも、幾度となく枕を投げ合い、ぶつけあって… ――

「…すご」

戦場の真ん中で二人のエースの激突は続いていた。
それはもう多くの生徒にとって目で追い切れない速度の攻防になっている。
湧が京子の豪速球を躱しながら、床の枕を蹴りあげ、それを受け止めた京子がすかさず反撃。
言葉にすれば短い攻防、しかし、その間に行われている駆け引きや運動量は仮にも文化系である少女達には信じられないレベルだった。

「もうあの子、何回、空中で跳んだっけ…?」

「あの人ももう何回消えただろ…」

相手を倒すには一手では不可能であると二人はもう理解していた。
その為、京子も湧も相手に一撃を加える為に、追い詰める為の動きを繰り返している。
しかし、二人は方向性が違えども、同世代とは飛び抜けた身体能力と才能を持っているのだ。
相手の回避能力が高すぎてどうしても詰め切れない。


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