過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」初美「その4なのですよー」【永水】
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676: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/10(水) 21:58:04.47 ID:kdpcyY3Po

初美「(仕方ないのですよー…ここは…!!)」

初美「京子ちゃん、こっちですよ!」ガバッ

京子「うわっ!?」

言い訳する余地すらないほどに追い詰められてしまった初美には、もうその場から逃げ出すしか選択肢がない。
さりとて、ここで一人逃げたところで、京子の化粧が崩れていないのはすぐに分かってしまうのだ。
コレ以上、自分の立場が悪くなったりしないように、京子にもついてきて貰わなければいけない。
そう判断した初美は京子の腕を強く引っ張り、無理矢理、布団から立たせる。

霞「あら、仲良く何処行くの?」

初美「化粧直しですー!」

巴「ふふ。いってらっしゃい」

そのまま京子の手を引っ張るように歩き出す初美の背中から幼馴染達のにこやかな声が届いた。
それに内心、悔しさを感じるものの、今の自分には反攻の手札はない。
どれだけ辛酸を嘗める事になっても、ここは撤退するべきだ。

初美「(…けれど、何時か必ず仕返ししてやるですよー…!)」

京子「…あの」

初美「ん?」

屈辱に震える心で復讐を誓う初美。
そんな彼女が部屋を出た瞬間、手を引かれている京子からおずおずと声がかかる。
何処か遠慮を感じさせるそれは京子にとっては珍しいものだった。
その素性を隠さなければいけない都合上、堂々としている訳ではないが、こんな風に遠慮する姿を見る事は滅多にない。
特に初美にとっては最初期から今の関係が確立されていたのだから尚の事そうだった。



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