過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」初美「その4なのですよー」【永水】
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888: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2015/01/23(金) 01:03:21.94 ID:0atWxBSHo

明星「京子さん!!」ガシッ

京子「……ぁ…」

明星「…しっかりしてください!」

京子「…大丈夫…よ」

そんな京子の意識を現実へと引き戻したのは明星の手だった。
今にも床へと崩れ落ちそうな京子を支える優しい手に視界と共に闇へと沈みそうな意識が覚醒する。
しかし、それは京子にとって、とても僥倖とは言えないものだった。
意識を失う前に何とかツモ切りはしているが、能力が発動していない。
結果、主導権を失った京子の目の前で卓上が再び白い霧に飲まれていく。

霞「(…京子ちゃん、本当に…頑張ったわね)」

霞「(後少し…貴方が耐えるだけの力があれば…きっと私は逆転されていたわ)」

霞「(正直、ここまでやってくれるなんて思っていなかった)」

霞「(…本当に…本当にありがとう)」

この練習試合で京子は証明した。
自分は全国でもやっていけるだけの実力があるのだと。
並み居る強豪たちを前にして戦えるだけの能力があるのだと。
霞の期待を遥かに超えて、輝かしい才覚の一部を発揮してくれた。
その喜びと感動は心の中で何度感謝を告げても物足りない。
小蒔の事を除けば穏やかな気質をしている霞が、衝動のまま京子を抱きしめたいとそう思うくらいなのだから。



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