過去ログ - 草加雅人「アイちゃん虐待も、乾巧って奴の仕業なんだ」(グロ注意)
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◆I8wqPLe//o
[saga]
2014/09/13(土) 00:31:16.13 ID:m4MKaQmH0
その頃、菊地クリーニング店の庭。巧と雅人は、夜干ししていた洗濯物を一緒に取り込んでいた。
その間には沈黙が流れる。このふたりに話すことは何もない。
無理もないだろう。
このふたりの間には色々なことがあったのだ。
雅人が一方的に巧を憎んだことも、陥れたことも、あまつさえ殺そうと暗躍したこともある。
ある意味、こうして洗濯物を共に取り込んでいるだけでも凄いものだ。ある意味これも奇跡とも言えるだろう。
不意に、雅人の方から沈黙を破った。
「乾。君もアイツには気をつけた方が良い」
「アレか? ただの不細工な赤ん坊にしか見えねぇけどな・・・。お前、気にしすぎじゃねぇの・・・?」
「そうか・・・君はそんなに俺の言うことが信用できないのかなぁ・・・?」と、雅人。
「お前むちゃくちゃだぞ・・・。だいたい超能力を使う赤ん坊だ? ありえないっつーの」
「確かに俺は、君を何度も酷い目に遭わせたかもしれないけど、これは本当のことなんだけどなぁ・・・」
この言葉は一応ウソではなかった。少なくとも、彼の観点からすれば。
「いや別に・・・。まぁ、せいぜい上手くやれよ・・・」と言いながら、巧は荷物をまとめる。
「どうした? どこかお出かけか?」
「あぁ、ちょっとな・・・。啓太郎のヤツが明日、サンリオピューロランド行くから付いて来いって。んなガキっぽいところ行けるかっつうの・・・」
と言いながらも、巧の声はどこか弾んでいた。聞きようによっては少し嬉しそうにも取れるものだった。
そして、彼の言葉を聞き、雅人の心臓が跳ね上がる。
(と言うことは、明日真理とふたりっきり・・・!?)
「そっ、そうか・・・」
雅人は平常を装いながら返事をし、洗濯物を籠に入れる。
彼の鼓動は密かに高鳴りを増していた。
これで真理を手に入れられる。残るたった一つの障害さえ排除すれば・・・
「あとはあの赤子だけだ・・・」
巧が去ったのを見計らい、雅人は闇の中で顔を歪め、ニッと笑った。
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