94: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/19(金) 07:14:23.44 ID:5kKeloxp0
あたしは工廠から出ると、夜まで自分の布団に篭ってた。
自分たちの部屋なら大体初雪ねえがいたから、安心できたんだよな。
そして、みんなが寝静まった頃。
俯きがちに私室へ入ってきたあたしを、司令官は優しく受け入れた。
「深雪?眠れないのか。」
黙って頷くと、あいつは頭一つ背の低いあたしに、視線を合わせて言った。
「よかったら、少し話さないか。」
それから、あたしは色んなことを話した。
船として実戦の経験が無いこと、戦いが怖いこと。
姉妹たちみんな戦いに慣れてる感じだから、疎外感もあったよ。
あたしたちが沈んだらどうなるのか、っていう疑問も話したっけ。
ほら、あたしたちって人間じゃないんだろ?
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