58: ◆F.lQmLP.5M[saga]
2014/09/21(日) 18:39:46.83 ID:f8PWe9ZjO
提督はそうか、とだけつぶやいた。
彼にもおおよそのところは把握できているのだろう。
なにしろかの人は赤城を愛している。
彼女の精神状態に関してまったく察しがつかない、というほどに鈍い男では断じてなかった。
それでも提督は、加賀の判断を優先してくれた。
通信機越しにも関わらず、加賀は感謝に腰を折った。
「……赤城。赤城、さん」
視線の先では飛龍が赤城の肩を叩いていた。
さすがにこれは赤城も無視できなかったらしい。
彩雲がどうの、江草隊や友永隊の配属が羨ましいだの、そんな世間話をしているようだ。
「今度こそ、あなたを、守ってみせる」
懺悔するかのように、加賀は声を絞り出した。
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