1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/15(月) 23:52:35.45 ID:rCAUA9kg0
私は昔、交通事故で死んだ。
ぺしゃんこに潰れた車。一言も声を出さない両親。
おびただしく流れ出る血と、生まれて初めて味わう骨折の激しい痛み。
私を見つめる、小さな白猫。
私は、遠のき、ついに真っ暗になった景色の中で、ほのかに輝く天使に触れた。
その時に何があったのか、天使が私に何を言ったのかは、定かでない。
励まされたような気もするし、感謝されたような気もする。
ただ、一言だけは、しっかり覚えている。
「マミさん、死んじゃやだ」。
すがるような、涙混じりの声だった。
私は痛くて、暗くて、寒くて、どうしようもない気持ちでいっぱいだったけれど。
その天使の声を聞いて、諦めないことにした。
泣き虫な天使さんを泣かさぬように。
私がそう願い、最後の意識を手放すと……。
次の日、私は蘇っていた。
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/09/15(月) 23:57:07.93 ID:ZKM7qQ7U0
もしかして
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/16(火) 00:15:44.70 ID:JTfCaXn60
QB「順調だね、マミ」
マミ「どういたしまして」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/16(火) 23:01:33.34 ID:JTfCaXn60
魔法少女、といえば、一般的には日曜日のお楽しみ。
私もそうだったのだけれど、あの日を境にして、私の中での魔法少女は、大きく意味を変えた。
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