過去ログ - 和「フランスより」咲「愛をこめて」
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116: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/11/28(金) 02:01:53.97 ID:rRVkEB150
老人「Bonjour……oh,nodoka!」

出迎えてくれたのは柳のように細い老人だった。

ぱりっとした白いシャツに黒のギャルソンエプロンをきりりと締め、胸元は蝶ネクタイで決めている。

どうも二人は顔見知りらしく、その場でフランス語の会話が始まる。

当然咲には何が何やらさっぱりわからない。

咲「……」

退屈紛れに厨房の方に視線を向ける。

入り口の正面が厨房に面するカウンター席になっているため、咲の位置からよく見えた。

働いている料理人は二人ほどだった。

ふいにそのうちのひとりがこちらを振り向き、咲たちの方へと向かってきた。

明華「あら、あなたは……」

咲「あ、臨海女子の……」

明華「明華です。宮永咲さんですよね?和からよく話を聞いてますよ」

咲「えっ?」

和「明華さん!余計なことは言わなくていいんです」

明華の言葉を、和の叫び声が邪魔をする。

和「それより私達は食事をしに来たんです」

明華「お食事ですか、了解しました。それでは宮永さん、ゆっくりしていって下さいね」

そう言ってにこりと咲に微笑んだ明華は厨房へと戻っていく。


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