過去ログ - 和「フランスより」咲「愛をこめて」
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140: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/12/27(土) 01:51:23.84 ID:6rJa/3MJ0
和「私がずっとついているわけにもいかないですし…その点、貴子さんと一緒なら安心できます」
そう言い切る和の傍らで、何故か貴子が誇らしげにうんうんと頷いていた。
貴子「宮永、四日ほど力を貸してくれないだろうか」
咲「え、でも…」
和「貴子さんは観光では頼りになりますよ。この辺に詳しいですし」
貴子「宮永、頼む」
咲「わ、わかりましたっ」
咲はとうとう降参した。
確かによく考えれば咲にとっても大いにメリットのある話だ。
なんせ仕事の同行とはいえパリのエキスパートに案内してもらえる。
和と会わなくなったらどうしようという不安もこれでなくなったし、何より彼女は和と懇意にしているらしい。
今日でまた途切れるかもと思った和との縁が、もう少し続くかもしれない。
咲「少しでもお役に立てるよう、頑張ります」
貴子「ああ、よろしく頼む」
握手を交わす咲と貴子を、カレンは微笑ましげに見つめていた。
和は、何ともいえない曖昧な表情だった。
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