過去ログ - 和「フランスより」咲「愛をこめて」
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139: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/12/27(土) 01:48:06.82 ID:6rJa/3MJ0
咲「和ちゃん…」
何だか急に心細くなって、咲は和の袖を引っ張った。
咲「私、どうしたら…」
和「…貴子さんが、ずっと一緒にいてくれるんですよね?」
ずっと黙っていた和が、ぼそりと口を開いた。
貴子「それはもちろん。彼女が泊まっているホテルまで責任もって送るさ」
和「大体、どの辺を回るつもりなんですか?」
貴子「オペラ界隈とサンジェルマン付近だな。両方の対比を魅せる企画なんだ」
和「そうですか…」
和は暫し何かを考えているようであった。
咲にとっては長い沈黙が続いたあと、「そういうことなら」と和が口を開く。
和「咲さんを貸してあげます」
咲「和ちゃんっ?」
慌てて抗議の意を込めて和の袖を強く引っ張った。
しかし和はさっきとはまるで違う余裕めいた顔で咲を見つめるばかりだ。
和「昨日と今日とで思い知りましたけど、咲さんを一人にしていると危なっかしすぎます。すぐにナンパされるし」
咲「だから、アレは和ちゃんが大げさに…」
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