過去ログ - 和「フランスより」咲「愛をこめて」
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82: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/10/30(木) 22:36:14.00 ID:rbJeXhC60
憧の車は小さくて丸っこい形をしていた。
パリの細い路地を巡るにはこういう小型車が便利らしい。
和「はあ…、だから嫌だったんです」
83: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/10/30(木) 22:40:55.50 ID:rbJeXhC60
?「あら、いらっしゃい」
「Bonsoir」と和が声をかけるまでもなく、フロントのスタッフはすぐに咲たちに気づいたようだった。
少しふくよかな中年の女性である。恐らく彼女が「ミヤコさん」だろう。
84: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/10/30(木) 22:44:11.18 ID:rbJeXhC60
ミヤコ「場所は和と憧が知っているわ。ちゃんと案内してあげてね」
和「分かりました」
ミヤコ「あ、でもエレベーターは一人しかダメよ」
85: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/10/30(木) 22:47:42.48 ID:rbJeXhC60
日本のホテルのようなエレベーターホールなどなく、
エレベーターを降りた先はすぐに狭い廊下になっている。
和「ここから先は階段だけですから」
86: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/10/30(木) 22:50:19.83 ID:rbJeXhC60
咲「和ちゃんもここに泊まったことあるの?」
和「はい、こちらに来た頃に。中々家が見つからなかったもので」
憧「そういう日系のね、駆け込み寺みたいなところなんだよ」
87: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/10/30(木) 22:52:45.02 ID:rbJeXhC60
咲「路地裏の件といい……和ちゃんがいなかったら、とんでもないことになってたよ」
和「別にいいですよ。危なっかしい咲さんをほっとけなかっただけですし」
そっけない言葉遣いと裏腹に、和の声は柔らかかった。
88: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/10/30(木) 22:54:12.92 ID:rbJeXhC60
今回はここまでです。
こちらは月1のスローペースになります。
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/30(木) 22:59:38.75 ID:JYrp4Fc1O
乙乙
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/30(木) 23:21:22.54 ID:Sq4SSFMYO
乙 まったりと待ってるよ
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/31(金) 01:31:42.61 ID:rYkpuG4pO
乙
92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/06(木) 09:38:55.20 ID:cK7anfd2O
上げときます
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