過去ログ - 【モバマス×ニンスレ】「ザ・パーフェクト・デイ・フォー・ブックフィッシュ」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/16(火) 00:16:21.19 ID:niMQ5m3Xo
キークローゼットがサギサワを連れて部屋を出た後に間の抜けたアトモスフィアが残った。

聞こえるのはモバPの下で涙を流している男の時折しゃくりあげる音だけだ。

センカワ・チヒロは立ち上がり、出口に向かいながら言った。 1

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/16(火) 00:22:27.50 ID:niMQ5m3Xo
「さて、用も済んだのでそろそろモバP=サンも仕事に戻って下さい。また徹夜で事務所にカンヅメなんてごめんでしょう」

チヒロの先ほどまでの嗜虐心はどこへ行ったのか、いつものような調子でモバPに語りかけた。

破滅させたマケグミのことなど眼中にないようだ。 2


3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/16(火) 00:29:09.40 ID:niMQ5m3Xo
「こやつはどうする」

「適当に路地裏にでもマルナゲすればいいでしょう。社会の底辺なんて実際すぐ死にます」

「内通者とやらの件はいいのか?こやつからのインタビューは?」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/16(火) 00:34:43.56 ID:niMQ5m3Xo
モバPは男の始末をマルナゲされた格好だが、珍しくチヒロの言葉をすぐに承服しなかった。

男の背に馬乗りになったまま、何かを言いたそうに金魚めいて口をぱくぱくさせていた。

「モバP=サン?どうしましたか?何かわからないことでも?」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/16(火) 00:39:26.50 ID:niMQ5m3Xo
「なら、早く仕事を済ませてくださいね。タイムイズマネー、ですよ?」

「よ、ヨロコンデー……」

チヒロは最後ににっこりと笑うと部屋から出て行った。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/16(火) 00:45:39.79 ID:niMQ5m3Xo
やがてモバPは、意を決したように顔を上げ、男から降りた。

マグロめいて転がっている男を揺すりながら声を発した。

「おい、おい。起きろ。起きてくれ」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/16(火) 00:48:59.68 ID:niMQ5m3Xo
モバPは男にドゲザして懇願した。

「教えてくれ。お前と、サギサワ・フミカの物語を」 7


8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/16(火) 00:52:03.44 ID:niMQ5m3Xo
アイドルマスターシンデレラガールズ
×
ニンジャスレイヤー

第1部「ネオプロダクション炎上」より:
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/16(火) 02:10:58.80 ID:bECDLLi4O
アイエエエ…


10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/16(火) 02:29:36.77 ID:y6FAes4dO
チヒロリアリティーショックで気絶してやがる


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/16(火) 02:54:44.55 ID:niMQ5m3Xo
(これまでのあらすじ)

(シンデレラガールズプロダクションに所属するモバPは、事務所に入り込んだ侵入者の排除するために応接室へと急行した)

(そこではかつてサギサワ・フミカのプロデューサーが彼女を奪取しようと目論んでいるのを発見、すんでのところでこれを阻止した)


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/16(火) 02:55:50.55 ID:niMQ5m3Xo
(だがモバPは知らなかったのだ。2人の間にいかなる絆があり、それがいかに踏みにじられてきたかを)

(そしてまた知らなかった。チヒロや他のプロデューサーが移籍してきたアイドルをどのように邪悪なジツを持ってして従えているのかを)

前スレ
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/16(火) 02:56:21.62 ID:niMQ5m3Xo
―――――


8


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/09/17(水) 11:09:59.60 ID:Pxb8q8RX0
もうチヒロに…


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/23(火) 23:58:30.03 ID:sknLUlNGo
―――――


 8


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/23(火) 23:59:34.00 ID:sknLUlNGo
事務所の自動昇降機には隠されたコマンドがある。

回数表示のボタンを定められた順番でタップすると、存在しないはずの地下階へと降りてゆくのだ。

えも言われぬ浮遊感を味わう暇もなく高速で地下数十メートルまで降りていく。 9


17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/24(水) 00:01:12.48 ID:an/KGsyJo
カーボンフスマがベルの音と共にしめやかに開くと、LEDボンボリに照らされた薄暗い廊下が続いている。

その廊下を歩いて行くと、数m先にノーレンが視界を遮るように垂れている。

そこには蛍光ペイントで書かれた警告文が薄闇にぼんやりと浮かんでいる。 10


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/24(水) 00:06:36.95 ID:an/KGsyJo
「警告する」「秘密重点区域」「見つけたら囲んで棒で叩く」「死ぬがよい」

恐怖感を催すオスモウフォントがペイントされたノーレンを何枚もくぐると、

「御吸血部隊様専用秘密談合会議室」の大きな看板が掛けられた巨大な扉が現れる。 11


19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/09/24(水) 00:11:59.42 ID:an/KGsyJo
申し訳程度にひっそりと添えられた「5時―8時貸し切り」の小さな看板を無視し扉の前に立つと、音もなくオブツダン開きにゆっくりと開いていく。

「シタニーシタニー」

電子マイコの声がしめやかに訪問者を知らせるが、廊下と同様に灯の落とされた部屋の中は薄暗く、中にいる者たちは気付かない。 12
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/09/24(水) 00:18:43.57 ID:an/KGsyJo
ここに集まっているのは事務所の中でも特に精鋭であるグレータープロデューサーたちだ。

彼らは200人近いアイドルの中でもトップクラスの人気を誇るアイドルをプロデュースする立場にある。

その彼らが今事務所の運営方針を決める秘密会合に参加するために集合している。 13


21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/09/24(水) 00:26:40.76 ID:an/KGsyJo
彼らの通称は「レッドショルダー」。

シンデレラガールズプロダクションを牛耳るチヒロの手足となるべく集められた者たちだ。

チヒロが彼らを組織した理由は、かつて一介の営業担当者が地位と権力をほしいままにしていた反省によるものだ。 14


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