過去ログ - 【モバマス×ニンスレ】「ザ・パーフェクト・デイ・フォー・ブックフィッシュ」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/09/24(水) 00:49:23.99 ID:an/KGsyJo
おお、見よ!議長席に座り時計を睨んでいるのはサエ・コバヤカワ担当プロデューサーのシャチョウだ!

その近くで輪になって情報を交換しているのはクソラップ!シャコーシン!セッション!

それぞれが油断のならないアトモスフィアを漂わせている実力派プロデューサーたちだ。 17
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/09/24(水) 01:00:01.97 ID:an/KGsyJo
たった今入場してきた男――モバPもレッドショルダーの1人だ。

彼はアイドルプロデューサーとしての実力は低くはないと自負している。

それでもトップアイドル32人のうちどのアイドルを担当しているわけではなく、内心何故自分がこのメンバーに選ばれたのか不思議に思っていた。 18


26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/09/24(水) 01:11:39.37 ID:an/KGsyJo
当然その疑問は他のプロデューサーも持つところであった。

チヒロ自らが組織した体制であるので表立っての批判がされることはなかったが、それでも同僚たちは訝しがる視線を常に投げかけていた。

(それでも構わぬ。全ては……アイドルのためならば)
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/09/24(水) 01:16:56.14 ID:an/KGsyJo
やがてどこかからシシオドシが5回鳴らす音が聞こえた。

定刻が来たことを知ると、議長席のシャチョウが原稿を読み上げた。

「それでは定刻となりました。これより事務所運営に関する定例総会を開きます。会議参加者はご着席を……」
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/09/24(水) 01:28:40.99 ID:an/KGsyJo
モバPもその声に従い、長机の末席に陣取る。

中には議長を無視して隅のほうで突っ立ったままの者もいるが、シャチョウは無視して議事を進め始めた。

「まず始めに2014年ハロウィンパーティに参加するアイドルについての協議です。御異議ありませんか。……御異議なしと認めます……」 21


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/09/24(水) 01:36:08.29 ID:an/KGsyJo
シャチョウは原稿から顔を上げて周りの反応を見ることなく淡々と議事を進めていく。

彼はロボットなのであろうか?

否。これらの言葉は一種の儀礼的なプロトコルでありアイサツにしか過ぎないのだ。
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/09/24(水) 01:42:16.08 ID:an/KGsyJo
やがて議長に代わり隣に座っていたホシ・ショウコ担当プロデューサー、ソクシンブツが立ち上がり演説を始めた。

「先月末はパッションの属性から1番手に推されるアイドルが出ず、大変残念なことでした」

「そこで今月のハロウィンパーティにはホシ・ショウコ=サンを1番手とし……」 23


31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/09/24(水) 01:49:38.21 ID:an/KGsyJo
「あいや待たれよ。先週ニナ=サンやユウコ=サンが新しい絵をもらい今月はずっとパッションが続いているのではありませんか?」

「ヨイデワ・ナイカ。パッション重点!」

「『パッション重点』その通り!」
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/09/24(水) 01:55:51.36 ID:an/KGsyJo
だがこれも事前に打ち合わせて決められたプロトコルに則り、議長は議論をすっ飛ばし強行採決を取る。

「採決を取ります。賛成と思われる方は挙手をして下さい……賛成多数によりホシ・ショウコ=サンを1番手として推していくことに決められました」

「ワー」
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/09/24(水) 02:01:04.75 ID:an/KGsyJo
彼らは大半がチヒロの部下であり明確な序列は存在しない。

しかしアイドルプロデューサーカラテのワザマエ、アイドル同士の友好関係、チヒロへの献金額、

様々な要素が絡み合った複雑怪奇な社内政治力学によって目に見えない序列が確かに存在し、
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/24(水) 02:09:08.83 ID:an/KGsyJo
「次の議題と致しまして……ヘゴ=サン、メサイア=サンの退社に伴うシマムラ・ウヅキ=サンとホンダ・ミオ=サンの担当引き継ぎについて……」

「……御異議なしと認めワンダフルマジック=サンに引き継がれることに可決致しました」

「ワー」
以下略



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