4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/09/16(火) 22:39:33.65 ID:KucHFZ+p0
あたしは通夜の場にやってきた。
遅れてやってきた古泉くんが、
「彼の為に焼香をしましょう」と云う。あたしは棺に近よったが、あたしは途中で止まった。
「焼香をしないのですか?」と云うから、「ええ」とあたしは答えた。
あたしはやめた。
ちょっとして、古泉くんはあたしを見つめ、「なぜです?」と尋ねたが、いかにも不思議だと云う様子で、別に非難の色はなかった。
「理由はないわ」とあたしは云った。
古泉くんは通夜の場に相応しく何時も笑顔ではない沈痛な面持ちで、あたしの方を見ずに、「わかります」とはっきり云った。
16Res/7.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。