過去ログ - 【SideM】水嶋咲「それは星のように瞬いて」
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/16(火) 23:35:06.74 ID:wdK99NyLo

巻緒「でも、そんなことって……」

奥さん「もちろん、それにも限界が来た。体はより男になりつつあった。だから……」

咲「まさか、その人も……」

奥さん「……ええ。秘密が漏れないよう、変わりつつあることを誰にも知られないよう、1人で、こっそりとね」

咲「……」

奥さん「けど、それがまずかった。とっくに覚悟していたはずなのに、あいつは変わっていく自分の体に堪えられなくなっていって……」

奥さん「ある日、死ぬしか無い、と悟ってしまった」

咲「……」

奥さん「あの日のことは良く覚えてる。まるで、近くのどこかに出かけるみたいに、あいつは窓を開けて、身を乗り出した」

奥さん「命に別状はなかった。あまりに発作的すぎて、死ねるような高さでもない所から飛び降りたから、骨折すらなかった」

奥さん「けれど、体は変わってしまっていて、心も完全に壊れる寸前だった」

奥さん「咲ちゃん、私は貴女に……」

咲「違う」

奥さん「……」



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