9: ◆XfZ9WiIZf9zG[saga]
2014/09/19(金) 00:47:06.86 ID:+EvneRCfO
執務室で、大鳳お手製のカレーを二人で食べる。
肉多めのスタミナが付きそうな、実に彼女らしいカレーだ。
最初はあまり体力に自信が無かったのだが、大鳳を秘書としているうちにすっかり健康的な肉体になってしまった。
大鳳「どうかした?」
内心の苦笑が、表面に出てしまっていたらしい。
首を傾げる大鳳に何でもないと誤魔化し、スプーンを口に運ぶ。
「うん。大分、上手くなったな」
「頑張ったから……あなたのために」
大鳳も、最初はカレーを作るのが下手だった。
秘書官が持ち回りでカレーを作ると知らなかった彼女の作ったソレは、肉が多めであまりにくどかった。
今となっては、それも良い思い出だ。
大鳳「……」
提督「……」
話題が尽きて会話が途切れても、気まずいとは思わない。
お互いの顔が側にあるだけで、食器の音すら心地良く聞こえた。
提督「……ふぅ。ごちそうさま」
大鳳「お粗末さま。食器、片付けるわね」
提督「いや、手伝うよ。一緒にやろう」
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