過去ログ - 穂乃果「私はあなたのものだから」
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103: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/19(日) 05:15:51.85 ID:x02XWIobo
「あっ……うっ……っ!」

胸が痛い。


以下略



104: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/19(日) 05:16:22.91 ID:x02XWIobo
ぎゅうって、包み込まれる感覚。

よく知ってる、優しいこの息遣い。

私の、居場所。
以下略



105: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/19(日) 05:18:56.43 ID:x02XWIobo
「変なこと言わないで!」

「あはは、はーい…失礼しましたー」

真姫ちゃんのクラスメイトの子が申し訳なさそうに私たちの合間を縫って保健室から出ていく。
以下略



106: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/19(日) 05:20:19.85 ID:x02XWIobo
歩いて行った先は、アイドル研究部の部室。

真姫ちゃんがカギを開けると、私をひっぱって、部室の椅子に座らせる。

「……で、何があったの?」
以下略



107: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/19(日) 05:20:53.37 ID:x02XWIobo
「やっぱりその件だったのね。……で?どうだったの?」

隠し事なんて、私にはできないね。もう、話さなきゃ。

「……78、点」
以下略



108: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/19(日) 05:22:52.80 ID:x02XWIobo
真姫ちゃんはそんな私の頭をそっと優しく撫でて、私の体を包む。

「泣きたいなら、思いっきり泣きなさい。ここには、私しかいないから」

息が詰まる。
以下略



109: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/19(日) 05:23:22.20 ID:x02XWIobo
暖かい、真姫ちゃんの体。

心のもやもやが洗い流されていく気がする。

心が、軽くなっていく。
以下略



110: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/19(日) 05:23:49.07 ID:x02XWIobo
「それにしても、なんで泣いてたわけ?」

「そ、それは……」

「ま、話したくないなら、いいけど」
以下略



111: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/19(日) 05:24:15.21 ID:x02XWIobo
「なんでもないようなどうでもいいことでも、あなたは彩を与えてくれる。嬉しいとか、悲しいとか。今ならわかるわ。そういうところに惹かれたんだって」

励ましてくれる暖かい言葉と、気持ちのいい真姫ちゃんの笑顔に思わずハッとして、私は目を逸らす。

何でこんな変なこと考えてたんだろう。もっと、もっと真姫ちゃんのこと、信じてあげればよかった。
以下略



112: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/19(日) 05:25:54.53 ID:x02XWIobo
「何する……」

文句の一つでもしようとおもったのに、真姫ちゃんはすかさず私の顎をくいって掴んで、

「え……?」
以下略



113: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/19(日) 05:29:16.99 ID:x02XWIobo
「なに?私のあげるものに文句でもあるの?」

「うっ、そういうわけじゃ……ごめん」

「ふふっ、冗談よ。謝らないの」
以下略



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