過去ログ - 穂乃果「私はあなたのものだから」
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131: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 00:51:17.83 ID:sERAjTfao
頭には帽子、肩にはマント。
しまった、穂乃果を追いかけるのに夢中で……。
遊んでいたんだな、と思われても仕方ないわ。
132: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 00:57:05.98 ID:sERAjTfao
二人での大掃除もなんとか陽が落ちる前に終わって、穂乃果の家で一息ついていた時のこと。
「ねぇねえ真姫ちゃん!もしわたしが動物だったらどうする!?」
「……は?」
133: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 00:57:35.87 ID:sERAjTfao
…少し言い過ぎたかも。穂乃果が泣きそう。
「……う、嘘よ。冗談。そうね、ハムスターとかなら可愛げもあっていいんじゃないかしら」
「穂乃果がハムスター?……じゃあほのハムちゃんだね!」
134: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 01:00:24.23 ID:sERAjTfao
「……ほぇ〜」
「穂乃果、聞いてる?」
「……はっ、あっ、うん!なに!?」
135: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 01:04:57.31 ID:sERAjTfao
「きゃあっ」
猟犬のように素早く獲物を捕らえるように私を押し倒す。
「こうやって、頭撫でたり〜」
136: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 01:05:34.90 ID:sERAjTfao
「あり?なんでそんなに疲れてるの?」
もう、もうっ!こんなんじゃ私の体が持たないわよっ!
「はぁ……もうしらないっ」
137: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 01:06:16.18 ID:sERAjTfao
「……しゃーっ!」
「わっ、わわわっ!?」
「こうやって頭を撫でてぇ!」
138: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 01:08:08.90 ID:sERAjTfao
「はぁ、……疲れた。余計な体力使ったわよ」
「あはは、すみません……えっと、その、お詫びとして……」
「なに?」
139: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 01:08:35.03 ID:sERAjTfao
「…じゃあお言葉に甘えて。うわぁ、なにこれ、体が沈み込む……」
「すごいでしょ?人をだめにするソファって呼ばれてるんだって」
「へえぇ、……ふぁ〜……」
140: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 01:09:36.14 ID:sERAjTfao
「ん〜……ん〜ん」
なんか、どうでもよくなるっていうか……
「じゃ、じゃあさ、今から抱き付いても……いい?」
141: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 01:10:29.97 ID:sERAjTfao
「つかまえた。……うふふ」
わかった、温もりだ。
穂乃果の体温。
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