過去ログ - 雪歩「ノーネーム」
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1: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 19:56:43.60 ID:XeoZOOWj0
『プロデューサーが私の担当を外れる』


その一言を聞いた瞬間、私は頭になにか強い衝撃のようなものを感じた。


『すまん、雪歩……』


最近は私も売れ、プロデューサーにはそろそろ私をセルフプロデュースにし、
もう一人他のアイドルをプロデュースしないかと言う話が持ち上がったらしい。
今まで二人三脚で活動をしていた私にとってはプロデューサーの努力が報われ喜ばしい反面、
とてもショックなことだった。

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2: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 19:58:06.20 ID:XeoZOOWj0
〜〜〜〜〜
〜〜〜



以下略



3: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 19:59:05.15 ID:XeoZOOWj0
今は冬、冬と言っても最近は暖かくなり、
つい最近まで付いていた霜柱も次々と溶けていき、ゆっくりとした春の訪れを告げている頃合い。


そう、もうそんなに時間がないのだ。
以下略



4: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:00:37.07 ID:XeoZOOWj0
〜〜〜〜〜
〜〜〜



以下略



5: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:02:21.35 ID:XeoZOOWj0
今プロデューサーは事務所内で今日の成果をまとめている筈、
だから屋上に呼び出して伝えよう!

そう心に決めた。

以下略



6: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:03:31.68 ID:XeoZOOWj0
〜〜〜〜〜
〜〜〜



以下略



7: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:04:30.12 ID:XeoZOOWj0
ガチャ


「どうした雪歩、まだ帰って無かったのか?」

以下略



8: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:05:52.58 ID:XeoZOOWj0
緊張のあまり、頭の中がごっちゃになっておかしな敬語が口から漏れる。

言い放った後に恥ずかしくなって、
少し気まずくなったけど頑張ってプロデューサーさんの反応を待つ。

以下略



9: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:07:04.81 ID:XeoZOOWj0
〜〜〜〜〜
〜〜〜


「はぁ……緊張する……」
以下略



10: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:08:20.46 ID:XeoZOOWj0
「すまん、待たせちゃったな雪歩」


そう言ってプロデューサーは、屋上の柵の近くにいる私の隣に立った。

以下略



11: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:09:41.86 ID:XeoZOOWj0
プロデューサーの顔を見ると、さっきまで屋上のまだ寒い風で冷えていた頭がボッと熱くなる。
落ち着いて……落ち着いて……と自分に暗示をかけ、
伝えたいことを胸の内から繋げて言葉にする。


以下略



12: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:11:14.06 ID:XeoZOOWj0
「プロデューサー、見えますか? あそこのオリオン座」


私は遠くを指差し、とおく、遠く、
ビル街の中でも淡く煌めくオリオン座を指差し言った
以下略



13: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:12:14.83 ID:XeoZOOWj0
「思えば、プロデューサーが私のプロデューサーになってから色んな事がありましたね」


ゆっくり目を閉じてゆっくり思い返す、昔のこと

以下略



14: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:13:19.45 ID:XeoZOOWj0
「そんなことは……」


「これだけじゃないので、とりあえず聞いてください」

以下略



15: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:14:26.81 ID:XeoZOOWj0
「……」


「それから、それから……」

以下略



16: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:15:52.71 ID:XeoZOOWj0
「雪歩落ち着いて、俺はどこにも行かない、ゆっくりでいいから全部言っていこう」


私の心情を察してか、
私から酷い皮肉を言われてる様に見えなくもないのに優しくしてくれる、プロデューサー……
以下略



17: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:16:56.15 ID:XeoZOOWj0
大きく深呼吸をして回り道してきた私も覚悟を決める、
言いたいことは頭の中に整理できた


「プロデューサー」
以下略



18: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:18:16.63 ID:XeoZOOWj0
「さっき言いたかったのは、ただ……今の私は、萩原雪歩は、プロデューサーとの……」


「……」

以下略



19: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:19:14.03 ID:XeoZOOWj0
少し強張った大きな声がでてしまって、自分でもビックリしてしまった。


声の調子を整えてから言う

以下略



20: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:20:29.63 ID:XeoZOOWj0
「だから、プロデューサー……

私の、この気持ちに名前をください。


以下略



21: ◆x05CVfYU6A[saga]
2014/09/22(月) 20:21:27.78 ID:XeoZOOWj0
「解ってました」


「えっ……」

以下略



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