過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』 第二幕
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◆/D3JAdPz6s
[saga]
2015/10/05(月) 01:55:45.25 ID:f3Lfubnuo
ミュウツー(我々を、もしくは私を観察している……ということか)
ミュウツー(気分のいいものではない)
冷たくも暖かくもない、突き放した観察者の目、ということだろうか。
うしろから友人たちの声が聞こえている。
彼らの会話まで覗き見られているようで、少し不愉快だった。
かすかに媚びを感じさせる声で、ジュプトルが何か言っている。
それに対しダゲキが、少しめんどくさそうに返事をするのも聞こえた。
ミュウツー(なんにせよ、我々の……何を見ている?)
ミュウツー(『先に動いた方が負ける』という境地だな、これは)
できるだけ、相手の出方を見たかった。
向こうも同じかもしれないが。
ジュプトル「あのさ」
ミュウツー『?』
ジュプトル「ヨノワール、よみたいもの あるって」
変われば変わるものだ、とある意味で感心しながら振り返る。
ジュプトルが、今度はダゲキの頭から背中にかけて、へばりついていた。
ミュウツー(……さっきの会話はこれか)
ミュウツー(ご苦労なことだ)
ミュウツー『お前、今度はそこに登るのか』
ジュプトル「ちょうどいい」
ダゲキ「おもい けどなあ」
自分で歩きたがらない、というにはどこか違う印象を受けた。
背中でも頭でも、とにかく誰かの身体にしがみつきたがっているようだ。
ミュウツー『読みたいもの? 本か?』
ジュプトル「そう」
ミュウツー『次にあのニンゲンのところへ行ったときに頼むことになる』
ミュウツー『だから、だいぶ先になってしまうが、それでもいいなら……』
ヨノワール「あの……ち、ちがうんです」
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