3: ◆4Yhl5ydrxE
2014/09/25(木) 18:32:04.68 ID:vjon2nOY0
とある鎮守府の厨房 翌日の18時
比叡「さぁ〜て比叡、夕食準備するよー!」
比叡「司令もお仕事の後なのに見学に来てくれて、比叡感激です!」
提督「お、おう」
比叡「それでは今日の材料です! 今日のリクエストは一般的なカレーと言う事ですので、五人分のチキンカレーを作ります!」
比叡「材料はジャガイモ人参玉葱! それから朝締めの鶏丸ごとです!」
提督(早速爆雷投下来てるッ!?)
比叡「この鶏を捌いたものがこちらです!」
提督「三分クッキングかッ!」
比叡「司令、勝利の為には綿密な前準備と下ごしらえが必要なんです!」
提督「……いやそれは確かにそうだが。で、今日はどの部位を使うんだ? モモか? それともムネ?」
比叡「はい! 今日は司令だけではなくてお姉様や妹達にも作りますので……それぞれのカレーに合う部位を使っていきます!」
提督「? え、それぞれのカレーって……」
比叡「はい、カレーと一口に言っても味付けや種類は千差万別です。そもそも何をどうしたらカレーと言えるのか、何をどうしなかったらカレーではないのか、そんなの比叡には判りません!」
比叡「ですが私の身近な人達がどんなカレーが好きなのかは、比叡には判ります!」
比叡「さーて! 司令には、恋も! 戦いも! 負けません! 調理開始です!」
提督(すげえ立派な心がけだ……それでどうしてあんなカレーが出来上がるんだろう)
比叡「ではまず、下ごしらえを終えた野菜をオリーブ油でどーんと炒めます!」
提督「あ、タマネギは狐色になるまで炒めない派なのか」
比叡「はい、最近のルーはそんな時間掛けなくても美味しくなる様に調合されてますから。ちなみに強火で炒めながら水分が無くなったら補給して十分間炒めても、弱火で飴色になるまで炒めるのと同じ効果があるんですよ」
提督「……ルー使うのか」
比叡「ええ、技術の進化はすごいものです。必死にスパイスを調合しなくても、御家庭で簡単に美味しいカレーが作れちゃうんです」
比叡「あの戦争の時は、あってもカレー粉止まりでしたからシェフが懸命に作っていたんですよ」
比叡「でも、そこにちょっと手を加えて食べる人の好みに合わせるのは私の腕の見せ所です」
提督「へー……」
比叡「例えばお姉様はご飯よりもパン派ですし、榛名はあんまり辛いのはダメなんです。霧島は逆にどーんと辛くて普通の人にはオススメできないカレーが大好きだって知ってました?」
提督「金剛がパン派だってのは知ってたけど、霧島の好みまでは知らなかったな」
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