過去ログ - 末原「あのサイン、ちょっと酷過ぎやしないか」
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81: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 02:52:50.02 ID:A8vP05G10
姉帯「ふぇ?」

エイスリン「ツヅキヨム!ハナシハソレカラ!」

姉帯「……『ただ二着が一つとは限らないとはこのことで、同点二着に姫松がその名を連ねました。末原恭子選手の冷っとする清澄への振り込みがありましたが、南四局において有珠山への直撃を成し遂げ二着へと浮上しました』」
以下略



82: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 02:53:40.25 ID:A8vP05G10
―会場・姫松控え室―
赤阪「0点や。流石にこれは点数付けるんことできへんよ」

洋榎「代行、それは言いすぎちゃいます?」

以下略



83: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 02:54:39.70 ID:A8vP05G10
末原「……」

末原(助けられただけや、本当にその通りや。この勝ちも、宮永のプラスマイナスゼロへの見方の切り替えも、全部姉帯に教えられて助けられただけや)

末原(私は自分ひとりじゃ進むことすらできへん。弱い人間や……)
以下略



84: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 02:55:44.88 ID:A8vP05G10
―鹿児島・浜辺―
姉帯「……末原さん、大丈夫かな」

姉帯「海に来たけど、入る気にもならないし」

以下略



85: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 02:56:42.87 ID:A8vP05G10
姉帯「どうしたいって」

白望「トヨネはさ、このまま砂浜に腰をおろしたままでいいの?」

姉帯「だって、今から戻っても決勝になんて間に合わないよ。末原さんは大丈夫って言ってたから、それを信じないと末原さんに悪いよ」
以下略



86: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 02:58:14.71 ID:A8vP05G10
姉帯「それは、その」

白望「まぁ、声に出して独り言してる時点で、お察しだけど…」

姉帯「あっ///」
以下略



87: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 02:59:29.76 ID:A8vP05G10
―会場・廊下―
末原(アカン、気持ちが弱い方ばっかに流れおる。前半戦で四着に一気に落ちるなんて、みんなに顔向けできへん)

末原「他はみんな控室に帰っとるのに、私だけ一人廊下待機とか、かっこ悪いわ」

以下略



88: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 03:00:37.51 ID:A8vP05G10
末原「……代行、私」

赤阪「それ以上言ったらあかんよ。ここまで戦ってきたみんなに失礼や〜って普通わかるやろ」

末原「でも……」
以下略



89: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 03:02:06.55 ID:A8vP05G10
末原「あ、姉帯……」

姉帯『末原さん、試合は……』

末原「すまんな、姉帯」
以下略



90: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 03:03:36.91 ID:A8vP05G10

末原「え……」

姉帯『二日前の夜にね。私が言ったこと本当にやりたいことだったんだよー。末原さんが悩みを抱えてるなら聞いてあげたいし、それを支えてあげたい。私、末原さんの力になりたいよ』

以下略



91: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 03:05:32.69 ID:A8vP05G10
末原「でも、でもな。こんなこと言ったらあかんかもしれへんけど、私な姉帯に支えてもらいたいって思っとるんや。今更なにを言ってるんやってわかっとるけど、もう辛いんや。今のままやと押し潰されそうなんや」

姉帯『いいよ、私、支えるよ末原さんのこと』

末原「……」
以下略



92: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 03:07:40.72 ID:A8vP05G10
姉帯『もう、今さっき渡されてるよー』

末原「ちゃんと取りに行くから、それまでちょっと支えといてや」

姉帯『うん、待ってるよー』
以下略



93: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 03:08:24.38 ID:A8vP05G10
―全国大会終了一週間後―

末原「よかったんか? 他のみんな呼ばんくて」

姉帯「今日は末原さんと二人っきりになりたかったんだ。それとも私と二人は……」
以下略



94: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 03:09:08.26 ID:A8vP05G10
末原「姉帯、ごめんな。優勝できへんかった」

姉帯「……」

末原「私にできる麻雀、全部やったんやけど届かへんかった」
以下略



95: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 03:09:44.46 ID:A8vP05G10
末原「姉帯にだけやで、こんなに弱気なこと言うんわ」

姉帯「末原さんのこと、支えないといけないからねー」

末原「そうやな、預けてた重荷返してもらわなあかんな」
以下略



96: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 03:10:23.91 ID:A8vP05G10
末原「姉帯」

姉帯「なにー?」

末原「今更なんやけどさ……」
以下略



97: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 03:11:00.02 ID:A8vP05G10
末原「ところで豊音、これなんやけど」

姉帯「なに恭子ちゃん」

末原「髪、下してみたんや……どうやろ?」
以下略



98: ◆j9SK9NH//w[saga sage]
2014/09/30(火) 03:12:32.28 ID:A8vP05G10
これにて終わります。
 短い話にお付き合いいただきありがとうございました。



99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/30(火) 08:37:36.77 ID:BUlIeefiO
乙なのよー


100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[age]
2014/10/03(金) 09:01:11.86 ID:peSYWH6l0
早く来て


101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/03(金) 12:47:29.18 ID:YwGxfCAWo
どうしてマカロン


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