過去ログ - にこ「余命幾許もない私と」真姫「私」
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7: ◆gDTYF1szXU[sage saga]
2014/09/26(金) 01:10:35.83 ID:/Uy9lH6OO
食事の度に服用する薬の量は日に日に増えていった。

少しの運動ですぐに息が切れてしまう。

一日の終わりには体がだるくなったり、熱っぽくなることもあった。

自分が徐々に弱っていくのが分かる。

本当なら、スクールアイドルなどしている場合ではないのかもしれない。

けれど、差し伸べられた手を、私は掴む。

それは命を削って手にした、幸福な時間。

あの頃の夢には決して届かないことを理解しても。

最期の最後まで全力の笑顔で居るために選んだ、ここはそういう場所。

だから、邪魔をする物には容赦しない。

『にこちゃんのことが、すきなの』

誰であろうと、容赦はしない。


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