124: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:05:46.37 ID:DwPfEm8AO
旅男「子犬……頭から尻尾の先まで全長で八メートルはあるけどな」
帽子「EEちゃんの背中に乗ってみよ」
125: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:08:49.35 ID:DwPfEm8AO
EEを囲んで全員で語らっていると不穏な群集が旅男達に近付いてきた
旅男達は忘れていた
このI地区で危険なのはイーター達だけではないのだ
126: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:11:06.61 ID:DwPfEm8AO
巨大輸送船は隕石のように大陸を焼き尽くし、世界中に散らばったサンルビーはそのまま落ちたり、砕け散り莫大なサンルビーのエネルギーで大地を、海を、氷河期で凍った世界を焼き尽くした
大破壊は更に津波をもたらし、海に面したあらゆる地域は飲み込まれた
その大破壊の中を生き残ったのが現在の人々だが、その中には中央政府に従わず生きる人々が居た
127: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:13:07.12 ID:DwPfEm8AO
眼帯「そいつらはウチが先約だ」
マント「やあ、たまたま会えたな!」
旅男「お前らとも約束した覚えがねえな」
128: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:15:15.44 ID:DwPfEm8AO
眼帯「じゃあちょこっと見学って事で、うちに来てくれ」
マント「メンテナンスもうちの女医さんがやってくれるからな」
帽子「旅男」
129: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:17:19.18 ID:DwPfEm8AO
旅男「どいつもこいつも俺達の命を弄びやがって!!」
旅男「うおおおおおお!!」
130: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:20:24.49 ID:DwPfEm8AO
博士「良いんだ、こうやって荒稼ぎしていたらそれが私達の復讐になるんだ」
旅男「プログラム報酬高過ぎだろ」
博士「突っ込むのそこか?」
131: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:22:47.10 ID:DwPfEm8AO
旅男「女医さんがいるらしいから大丈夫だろ」
茶髪「貧乳な女医さんだったらどうする?」
旅男「それなら良いなあ、俺も行くんだったなあ」
132: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:24:32.37 ID:DwPfEm8AO
博士「二人とも無理はするなよ?」
旅男「分からん」
藍「私は無理はしません、ヤバかったら旅男さんも見殺しにします」
133: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:26:49.44 ID:DwPfEm8AO
眼帯「なんでそんなはっきり言えるんだよ」
帽子「アーティフィシャルな運命を上回る運命だから」
眼帯「意味が分かんねえ」
134: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:29:02.67 ID:DwPfEm8AO
藍「絶対仇ですよ」
旅男「なんで言い切れるよ?」
藍「運命ですから!」
135: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:32:25.66 ID:DwPfEm8AO
旅男はルビーイーターの死角を狙い、ビルを縫ってルビーイーターに近付いていく
崩れるビルの粉塵が凄まじい
136: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:34:28.62 ID:DwPfEm8AO
旅男はすっかり吹っ切れた
ルビーガンを冷却線モードにセットする
何発かルビーイーターを撃つと、効果が有ったようだ
137: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:37:13.31 ID:DwPfEm8AO
旅男が一息ついていると遠くから足音が響いてくる
そうだ
この地区にはあいつがいた
138: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:39:27.70 ID:DwPfEm8AO
…………
139: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:41:15.85 ID:DwPfEm8AO
旅男達がA地区の入り口にたどり着くと茶髪と博士が待っていた
藍「仕事もせずに帰ってきましたよ〜!」
旅男「藍はノーギャラか、なんか奢るわ」
140: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:43:08.39 ID:DwPfEm8AO
おまけ
――I地区・地下街――
141: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:44:28.28 ID:DwPfEm8AO
帽子「でもやっぱり危険性は高いんだよね」
女医「管理状態がしっかりしていないならやめた方がいいな」
女医「博士ちゃんなら大丈夫かも知れないが……まあ先の話か」
142: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:46:02.49 ID:DwPfEm8AO
…………
143: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/18(土) 21:52:46.88 ID:DwPfEm8AO
ちゃんと更新できてるのか不安ですが、このお話はここで終わりです
中央政府に逆らうような風呂敷の広げ方も考えていましたが、準備が足りなかったのもあって、小さな恋の物語を主題にしました
次回作も作れたら良いなあ
144: ◆J9pjHtW.ylNB[saga]
2014/10/18(土) 22:07:50.01 ID:DwPfEm8AO
所で皆さんガタカって映画知ってますか?
ジュードロウ大好きなんで知ってるんですが、リアルなSF映画です
リアル故に派手さは無いんですが、このお話が好きになったらぜひ見てみて下さいね!
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