過去ログ - 一夏「ISなんて俺は認めない」 箒「その2」-2
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19:以下VIPに変わりましてGN雨傘がお送りいたします [saga]
2014/10/12(日) 03:31:18.90 ID:fyO3nVjs0
一夏「ふう……」シュン

一夏「一人で戦ってコアを潰せたのはいいが……もうシールド残値はゼロ。推進剤も残り僅か……つまり有り体に言って戦力外か」

簪「一夏……」

一夏「簪。あと頼むぜ」ポフ

一夏「俺とセンパイはもう戦闘は無理だし、箒が新手を抑えてくれちゃいるが……あっちも機体そのものがギリギリだ」

一夏「満足に戦えるのは、お前だけだからな」

簪「そんな……無理だよ」

簪「私、弱いし、臆病だもん……足がすくむ」

楯無「無理なんかじゃ……ないわよ……」ムク

簪「おねえちゃ―――」

楯無「私だって、臆病で弱くて、ずっと小さい人間よ」グググ

楯無「一世紀も前の亡霊に振り回されて、今も本当のことを隠し続ける卑怯者」グググ

楯無「こんな私だってなんとかなってるんですもの……簪ちゃんなら、きっとできるわ」グググ

楯無「臆病も、弱いのも、全部受け入れて、立ちあがって……」

簪「……」

楯無「この学園最強を一瞬でも追い詰めた、私の自慢の妹ですもの。絶対にできるはずよ」ポフ

簪「……うん」

簪「行ってくる。お姉ちゃん」シュバッ

楯無「これ……お守り代わりに……持って行きなさい」スッ

簪「アクア……クリスタル?」

楯無「とっておきの時に……使いなさい?」ニコ

簪「……」コク

一夏「俺からもだ。まだ収束モードの一発分と、マインスロウアーが半分残ってる」

簪「『クロムウェル』……」

一夏「お前とそのスーパーシルフなら、どんな状況だろうと絶対当てられるだろうからな」

簪「ありがとう、ふたりとも」バシュンッ


一夏「さて、俺らは引っ込みますかね……」ズズズッ

楯無「ねえ、一夏くん」

楯無「後で、簪にずっと隠してたこと、打ち明けるわ」

一夏「……巻き込みたくなかったんじゃなかったのか?」ズズズズッ

楯無「今のあの子は強いわ。今話しても遅いくらいよ」

一夏「……喋れる元気あるんなら、歩いてくださいよ。レーザーの的になりたいんですか?」ズズズズッ

楯無「がんばりなさい、一年生」


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