過去ログ - 女淫魔「お屋敷で人助け……?」
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84: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/10/01(水) 22:04:56.54 ID:3R305T600
ユウキ「受けるとは思ったが、まさか即答とはな」

クロエ「美少女沢山のお屋敷でお仕事……こんなうきうきすることなんて、なかなかありませんわ」

ユウキ「単純だな、お前は。まぁ嫌いではない」

 ふっと笑って、ユウキはカップを置く。

ユウキ「では早速出発の準備をしてくれ。今日中には発つぞ」

クロエ「はい! 今日中には――え!?」

 まさかの言葉。私は驚愕する。

クロエ「そ、そんな急に?」

ユウキ「うむ。私も暇人ではないのでな」

クロエ「ええと……それは、私だけ行くんですの?」

 もしそうなら、リーフやアリアを置いていくことになる。そうなると、快諾したもののちょっと心の迷いが生じなくもない。彼女らとは仲良くしてもらったし。

ユウキ「そうなるな」

クロエ「うう……」

ユウキ「だが、いずれ全員がそこに集うことになる」

クロエ「……え?」

 意味深な台詞。意味が分からず私はユウキを見るのだが――彼女はまたお茶を口にし、頬をゆるませていた。

ユウキ「そういうわけだ。いずれ会うことになる。気にするな」


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