83: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/10/01(水) 21:44:36.01 ID:3R305T600
クロエ「ですが、私にできるお仕事なんてありまして? 自分のことながら自信が」
ユウキ「何を言っている。リーフに聞いたぞ、風俗から薬師、合気道の師範までこなせる逸材だと」
クロエ「自分のことながらすごく狭くて広い範囲ですわ」
リーフさんには既に会っていたようだ。本人のいないところで何を言っているんだと思うものの、正論なので否定できない。淫魔だし、薬に関してはよく知ってるし、合気道はなんやかんやでそれなりに極めてしまったし……。
ユウキ「ま、というわけで自信を持っていい」
クロエ「まさか風俗しろととか……言わないですわよね。私、お嬢様キャラでして……」
ユウキ「自分で言うか。ま、心配するな。お前が望む仕事の筈だ」
私が望む……。
どんな仕事だろうか。
クロエ「それはどんな仕事でして?」
ユウキ「私の屋敷で薬師兼、健康相談員として働いてもらう」
面倒そう……。薬師というのはまだいい。けれど、健康相談員とは? なんか言葉の響きだけでも面倒そうです。それに屋敷という場所で働くなら、ここから引っ越すことになるのでしょう。それも面倒ですし。
私はうんざりしつつ考えます。とりあえずお断りですね。
ユウキ「ちなみに屋敷にはわけあって美少女しかいない」
クロエ「受けます」
即答。
多分今の私は露骨なくらいいい笑顔を浮かべていると思う。
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