18: ◆SXWj7XNfZM[saga]
2014/09/29(月) 01:42:21.97 ID:awZgp/dwo
少年「……」
少女(……怒らせちゃった、かな……)
少年「……いいね」
少女「え……?」
少年「君、頭いいでしょ」
少女「何、言って……」
少年「俺が用意した飲み物に、一切口を付けようとしない」
少年「それに、この部屋に入るとき、さりげなく俺を先に誘導して、奥に座らせた」
少女「……」
少年「常に自分を出口に近い位置に置いて、いつでも逃げられるように……」
少女「……」
少年「信頼、されてないね」
少女「……」
少女「あ、当たり前じゃないですか いきなり連れて来ら」
少年「そこが、イイ」
少女「え……」
少年「エンコーで一番大事なことって分かる?」
少女「え…… そりゃ、可愛さ、とか……おじさん?を?虜にする?テ、テク?とか……」
少年「違う」
少女「え……」
少年「警戒心だ」
少女「警戒……心……」
少年「エンコーは裏の商売だ。 表のシゴトみたいにシャカイやケイサツが守ってくれるわけじゃない」
少年「変態オヤジなんかまだいい方さ。 中には金を払わず逃げようとする奴、
女の子を脅迫しようとする輩、暴力を振るうヤクザまがいの奴……」
少年「色んなヤバい奴がいる」
少女「……」
少年「問題ある客とトラブった時……どうすると思う?」
少女「え……んーと……」
少女(裏の世界……裏の世界……)
少女「き、金属バットを持って相手のとこ行って……オラーって……」
少年「……」
少女「オラー……」
少年「……ぷっ」
少女「わ、笑うことないじゃないですかッ!!!」
少年「いや…クク……ごめん、ちょっと……つい、クフフ……」
少女「仕方ないじゃないですか……援助交際のコトなんか分からないですよ!」
少年「そうだよね、クフフ、ハハハ」
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