過去ログ - 最上「うっとおしいカップルだなぁ」【艦これ】
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1: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:28:37.02 ID:ZvWS06bv0
今日は久しぶりに街に出て、ぶらぶらとショッピング。

たまにしか来ないし、何か面白いものでもないかなって思ったんだけど・・・。

うーん。

ボクって、こういう所にきてもあんまり見るものが無いんだよね。

妹の鈴谷には、少しくらい流行に気を遣えって言われてしまったし。

同じく熊野には、美容やコスメにもう少し関心を持てとも言われた。

艦隊のみんなには、ボクは航空機にしか関心の無いマニアとして扱われてしまう始末。

一応、ボクなりには気を遣ってるんだよ?

・・・まぁ、提督はその辺ちゃんと分かってくれるから、それでいいと思ってるけどさ。

だって、ボクらが関心を寄せる男なんて、彼しかいないだろう?

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2: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:29:48.87 ID:ZvWS06bv0
あ、そうだ!

ちょうど季節の変わり目だし、提督にカワイイって言って貰えそうな服でも探そうかな。

何がいいかな?
以下略



3: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:31:03.11 ID:ZvWS06bv0
「今日だけは、モガミンのことは忘れてくださいまし」


待てよ?

以下略



4: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:31:45.80 ID:ZvWS06bv0
×わたくし
○三隈


5: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:32:49.88 ID:ZvWS06bv0
そんな。三隈は確か、熊野とエステに出かけるって。

提督は、秘書艦の満潮と外回りに行くって。

なんで?
以下略



6: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:33:48.22 ID:ZvWS06bv0
「最上姉お帰り。・・・何か、あったの?」


やっとの思いで寮に帰ると、鈴谷が心配そうに声を掛けてきた。

以下略



7: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:35:05.21 ID:ZvWS06bv0
少し落ち着いたボクは、鈴谷に事の顛末を話すことにした。


「三隈が提督のことを好いていることには、一応気付いていたさ。」

以下略



8: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:36:11.43 ID:ZvWS06bv0
「それで、・・・二つ目が、最上姉が飽きられたってパターン」


・・・まぁ嫌だけど、一番想像のつきやすい意見だと思う。

以下略



9: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:36:57.83 ID:ZvWS06bv0
「三つ目が、……」

「最初から、最上姉とはお試し感覚だった」


以下略



10: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:37:59.76 ID:ZvWS06bv0
悪い想像なんて、しないが勝ちだと思ってたんだ。

だけど、鈴谷の言葉を聞いて、悪い想像をしない方がどうかしてると思う。


以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/09/29(月) 21:38:03.50 ID:JvsjC/2A0
期待


12: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:39:13.81 ID:ZvWS06bv0
こうしてボクは、提督の部屋に向かった。

彼はいつものように、難しそうな書類の束に手をつけている。

奥の給湯室には、三隈もいる様子だ。
以下略



13: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:40:24.87 ID:ZvWS06bv0
次に沈黙を破ったのも、ボクだった。


「昼間、駅前通りのお店に行ったんだ。」

以下略



14: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:42:10.77 ID:ZvWS06bv0
「待ってください!」


ボクの言葉に答えたのは、それまで奥に居た三隈だった。

以下略



15: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:43:02.91 ID:ZvWS06bv0
「違います!」

「じゃあ何が違うって言うのさ!」


以下略



16: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:44:06.20 ID:ZvWS06bv0
たっぷりと間をとった後、ようやく男は重たい口を開いた。


「・・・俺は、三隈が好きだ。」

以下略



17: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:46:26.48 ID:ZvWS06bv0
きっかけは、今思えば些細な出来事にすぎないだろう。

だけど積み重なった不満の上では、その些細な出来事ですら、長年築いた関係を崩す炸薬になるんだ。

あの時のボクのしつこい追求に、提督はついに愛想を尽かしたのだろう。
以下略



18: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:47:55.33 ID:ZvWS06bv0
そして、数年の月日が経った。

ボクは今、あの通りを歩いている。

再開発が進んだ駅前通りは、以前にも増して活気に溢れたように感じられる。
以下略



19: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:51:44.46 ID:ZvWS06bv0
「三、隈・・・」


今、一番会いたくなかった相手だ。

以下略



20: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:53:02.16 ID:ZvWS06bv0
「さっきからなんなんだよ。」


ボクは、冷たい声音で吐き捨てる。

以下略



21: ◆X/.huEhU1Q[sage saga]
2014/09/29(月) 21:53:58.40 ID:ZvWS06bv0
だが。

三隈はここで、キョトンとした顔を覗かせる。


以下略



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